よりよい社会の担い手を育てています

5月6日。4,5月の臨時休校を余儀なくされた昨年度は、前年度の積み残しから始めたり、学年のカリキュラムを進めることに専念したりせねばならず、十分な児童会活動ができませんでした。今年は今のところ順調にスタートできているので、できるだけ児童会活動にも力を入れるようにしています。その一つが「児童代表者会」の実施です。学校によっては「(児童)代表委員会」、あるいは「学級(学年)代表者会議」といったような呼び方をしているところもあります。呼び方は様々ですが、いずれも「集団や自己の生活、人間関係の課題を見いだし、解決するために話し合い、合意形成を図ったり、意思決定したりすることができるようにする」(小学校学習指導要領より)ことを目標にしています。
本校では来る5月10日に1回目の児童代表者会を開き、各学級の目標を共有します。そこで、各学級ではゴールデンウィーク前から学級目標の策定に取り組んでいるので、ちょっと紹介します。
3年ではchromebookを使用。各自がめあてを考え、そこから学級のめあてを絞り込んでいました。

4年で使っていたのはイメージマップ(自分の発想を広げるためのプリント)。紙モノですが、やり方は3年と同じです。

6年は学級会を開いて決めていました。最高学年らしく、黒板に書記が書いた「トップの学年として…」「学校のリーダーとして…」といった文言が見られました。

冒頭に学習指導要領から引用した難しいことを書きましたが、要は「自分たちでよりよい学校にしていく」ことがねらいです。子どもたちが大人になると、この「学校」の部分が「社会」に置き換わります。そのときに、よりよい社会の担い手として行動できる力を小学校時代から付けているのです。

登録日: 2021年5月6日 / 更新日: 2021年5月6日