干上がったアラル海

9月14日。この日の朝、集会の時間帯を使い、オンラインで国際理解教育を行いました。外国で起きていることを知り、そのことについて考えるのがねらいです。
最初は児童会運営委員による挨拶。

続いて、この日の集会を担当する教員が講話を行っていきました。

最初に、「みんなは『水』と聞いて、どんなイメージを持つかな?」と問うと、オンラインでつないでいる画面の向こう(学級)から、
・蛇口をひねったら出てくるもの。
・生きるのに必要なもの。
といった反応が返ってきました。

続いて、会田法行(あいだのりゆき)さんの写真集『砂上の船 水上の家』」(ポプラ社)を紹介。ここには、ウズベキスタンとカザフスタンにまたがる「アラル海」が、人間の経済活動(綿花栽培)が原因で干上がっていった様子が載っていました。また、Tシャツ一枚を作るためには、綿花(250g)とともに浴槽14杯分もの水が必要であることを伝えたり、「乳牛は1日にどのくらい水を飲むか?」「牛丼一杯作るのに水はどれくらい必要か?」といったクイズを出題したりしながら水問題に迫っていきました。

最後はまとめ。各教室で「今の自分にできることは何か?」をプリントに記入し、教師の話を聞いて集会を終わりました。本校では中学年を中心に源流を探検したり、今回のように外国の水問題を取り上げたりしています。低学年の子には少し難しかったかもしれませんが、自国のことだけでなく他国の現状に目を向けるのは大切だと考えています。

登録日: 2021年9月14日 / 更新日: 2021年9月14日