民俗資料館で平和学習

6月2日。この日、6年生は隣の山添村にある「大和高原民族資料館」に出かけて、平和学習を行いました。お世話をしてくださったのは、蚕の学習等でもお世話になっている「大和高原文化の会」方々です。
着くと、まず大きな部屋でメンバーの紹介。この施設は旧 豊央(とよなか)小学校だったので、講堂だと思われます。

この後、早速、館内を見学しました。下は「奈良安全索道」(以下、索道)の模型を見ながら説明を受けているところ。

索道というのは、スキー場に掛かっているいるリフトのようなも。大和高原では明治期より凍(しみ)豆腐(現在の高野豆腐)の生産が盛んにおこなわれ、昭和初期にはこの索道を使って、材料の大豆が市内の京終(きょうばて)から現在の小倉(おぐら)町まで運び、加工した製品もこの索道を使って運んでいました。
続いて、昔の道具を見せてもらいました。子どもたちは興味津々です。

ここには、旧 都祁村の戦没者地図も展示されていました。中国や東南アジアなどで命を落とされた方々の名前と、亡くなられた場所が分かるようになっています。

資料館には、戦時中に使われた兵隊さんの鉄兜や飯盒も展示されていました。

また、戦争を扱った出版物を展示しているコーナーもありました。

平和学習を済ませた後、6年生は学校の近くにある名阪国道 道の駅 針(はり)テラスを訪れ、取材活動を行いました。この学習は、針テラスにあるおすすめの店や商品を、Google-Mapのクチコミ機能を使って紹介する学習の一環です。写真やレビューを投稿することを通して、地域のよさを発信すると同時に、ネットを活用した発信を行う際のマナーやリテラシーを学ぶことを目的としています。もちろん、個人情報や著作権といった保護されるべき権利についても学びます。子どもたちは一人500円を使って買い物をしたり、見学をしたりしながら取材活動を行いました。

※このときの写真については、後日、アップする予定です。

登録日: 2021年6月2日 / 更新日: 2021年6月2日