読書百遍義自ら見る

1月31日。読書百遍義自ら見る(どくしょひゃっぺん ぎ みずから あらわる)は、中国の古い歴史書「魏志」に出てくる言葉で、「繰り返し読めば、どんな書物でも意味が自然と分かるようになる」という意味です。たしかに、大人でも最初読んだときは分からなくても、何回も読み返すと意味が分かってくるーーというのは往々にしてあります。

さてこの日、2年教室に行くと、子どもたちは国語科の説明文「おにごっこ」の音読をしていました。

声を合わせながら読んでいたので、わたしたちが「斉読」と呼んでいる読み方です。一人で読む場合は「一人読み」「丸読み(。のところまで読む)」「リレー読み」といった方法があるし、文学作品であれば「群読」といって役割を決めて読む読み方もあります。また、声に出して読むことが「読む」活動のすべてではなく、じっくりと味わったり理解したりしたい場合は、黙って読む「黙読」も有効な方法です。

様々な読み方がありますが、大事なのは何回も読むこと。コロナ禍であまり大きな声は教室で出せませんが、「読む」という活動は大事にしていきたいと思います。

登録日: 2022年1月31日 / 更新日: 2022年1月31日