代表的な作品との出合い

6月11日。このページをご覧になっている皆さんは、小学校の国語の時間に習った作品を覚えておられるでしょうか。
(そういえば・・・を習ったよな…)
と、いくつかの作品を思い出されるかもしれません。不思議なことに100人に聞けば100通りの反応があるわけではなく、ある程度、作品は偏ります。それだけその作品には心に訴えるものがあるし、教える教師も力を入れるからだと思います。新美南吉の『ごんぎつね』や椋鳩十の『大造じいさんとがん』なんかは、その部類でしょう。中には、宮沢賢治の『やまなし』(6年)のように、
(よく分からなかったなあ…)
という作品が心に残ることもありますが、それはそれでファンタジックな世界へ入ることの難しさとして心に刻み込まれているのかもしれません。

さて、2年生はこの日から国語科の時間に、レオ=レオニ(谷川 俊太郎 訳)の『スイミー』の学習を始めました。2年の教材の中では、間違いなく「代表的な作品」と言えます。今、奈良市の子どもたちが使っている光村図書出版が発行する国語教科書に1977年から載録されているので、このページをご覧になられている方の中にも、
(そうそう。習った!)
と思い出されている方がおられるかもしれません。

この日はまさにそんな「代表的な作品」との出合いの日。教師の範読から学習に入っていました。

範読を聞き終わると、教科書の挿絵を黒板にランダムに貼ります。(あれ、順番がおかしいな。)と思わせながら…

ストーリーを確認していました。

これからしばらくこの作品を使った学習が続くので、また教室に行く機会があったら続編をアップしたいと思います。

登録日: 2021年6月11日 / 更新日: 2021年6月11日