固有種は何を教えてくれるのか?

10月18日。5年2組の教室に行くと、今泉 忠明(いまいずみ ただあき)さんが書き下ろした説明文「固有種が教えてくれること」を使って国語科の学習をしていました。前の時間に通読し、この時間が2時間目ということでした。

行ったときは、11の段落からなる教材の「初め」「中」「終わり」が、それぞれどこからどこまでかを読み取っているところでした。じっくり読まないと分からないので、子どもたちも真剣です。

説明文を読む目的は、そこに書かれている情報を入手することにあります。旅の計画を立てるのに旅行雑誌を読む、店で買ってきた商品の取扱説明書を読む、薬局で処方された薬の処方箋を読む……これらは全て「そこに書かれている情報入手の必要性」を満たすためです。この説明文のタイトルは「…が教えてくれること」となっています。ですから、読み手(子どもたち)はそこから今泉さんが説こうとしていることの何たるかを読まなければなりません。

最近は、どの学年の説明文にも図表がたくさん添えられる傾向があります。この「固有種が教えてくれること」にも資料1から資料7まで七つの図表が載っています。中には、一読しただけでは本文との関連性が分かりにくいものもありました。何とかそこをクリアしながら、今泉さんが説こうとしていることを読み取ってほしいと思います。

登録日: 2021年10月18日 / 更新日: 2021年10月18日