和語と漢語と外来語、と××語

6月3日。わたしたちの身の回りには様々な言葉が存在しています。5年の国語科ではタイトルに書いたように和語と漢語、それに外来語について学習することになっているので、この日、2組でもその学習をしていました。

教室には鉢花が置かれているので、ほっとさせられます。

さて、子どもたちが使っている教科書には、
夏休みをふるさとで過ごす人が多く、高速道路や新幹線は、かなり混み合うものと思われます。
夏休みの帰省ラッシュで、高速道路や新幹線は相当な混雑が予想されます。

という教材文が載っていて、「ふるさと・過ごす・人・多い・かなり・混み合う・思われる」など、もともと日本にあった言葉を「和語」、「帰省・相当・混雑・予想」など、漢字を音で読む言葉を「漢語」、「ラッシュ」のように、外国から入ってきた言葉を「外来語」と説明しています。この日も、そういった教材文を使いながら理解を深めていました。ただ、今はお盆もそれほど道路や公共交通機関が混まないでしょうから、時代に合った教材文を載せるとすれば、
現在、世界的に新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいて、国によっては感染者が減りつつあります。
といったものになるでしょうか。

ところで、言葉というのは、全てが和語と漢語と外来語に分類されるわけではありません。たとえば、「ググる」(グーグルで調べ)なんていう言葉が登場してきたりもします。「新造語」とでもいうべき言葉です。いっときの流行で使われなくなっていく言葉もありますが、中には市民権を得て辞書に載っていくものもあります。そう考えると、言葉は歴史と深く結びついていることが分かります。

登録日: 2021年6月3日 / 更新日: 2021年6月3日