グッドタイミング!

9月2日。いつものように子どもたちの学習している様子を見回っていました。学習や指導の邪魔にならないように、いつも教室の後ろのドアを開けて、そーっと入っていくようにしています。毎度のことなので、子どもたちも特に反応することはありません。ところがこの日、5年1組の教室に入ると、
「グッドタイミング!」「ちょうど、校長先生が来た。」
という声がかかりました。
(はて?何かな?)と思っていると、一人の子が国語の教科書を見せてくれました。「どちらを選びますか」という単元があり、そこに校長先生が登場していました。大まかに言うと、
1 教科書を読み、学習の進め方を確認する。
2 犬を薦めるチームと、猫を薦めるチームに分かれて、チームごとに薦める理由を考えノートに書く。
3 犬を薦めるチームと、猫を薦めるチーム、校長先生役(ここに、校長先生が登場するわけです)に分かれて話し合い、校長先生役はどちらの意見に説得力があったかを判定する。
という流れになっています。わたし(本物の校長)が出くわしたのは、2の場面でした。

この学習を通して、「互いの立場や意図を明確にしながら計画的に話し合い、考えを広げたりまとめたりすることができる力」や「思考に関わる語句の量を増し、話や文章の中で使うことができる力」を養うことになります。さてさて、相手を説得させる話し合いができるかな?

登録日: 2021年9月2日 / 更新日: 2021年9月2日