よくある「すれちがい」

9月7日。5年2組の教室に行くと、道徳科で「すれちがい」という教材を使って学習していました。

ともに日曜日に書道教室に通うマミさんとえり子さん。二人は一緒に書道教室に行く約束をしたが、ちょっとしたことが原因ですれ違いが起こってしまいました。こんなときにどうしたらいいかを考えさせる学習です。

担任が「こういう場合、どうしたらいいのだろう?」と問うと、当然、子どもは反応してきます。

「でも、そんなことをしたら……となるんじゃない?」と揺さぶりをかけつつ、子どもたちを深い思考の世界へと誘っていきます。オンライン授業では、このあたりの教師と児童の掛け合いはなか見られません。なぜなら、「教室」という一つの空間で同じ空気を吸っていないからです。やはり、教師と子どもが互いに同じ空気を吸いながら学びを進める対面授業がいいですね。

この日扱っていた教材のようなことは、子どもたちの世界でも少なからず起きます。(そういったときに、この日の学習が生きるといいなあ…。)と考えながら教室をあとにしました。

登録日: 2021年9月7日 / 更新日: 2021年9月7日