たずねびと

10月4日。この日は朝から抜けるような青空。広島に原爆が投下された1945年の8月6日も、この日のように青空が広がっていたといいます。その日から76年が経ちました。被爆体験を語ることができる方々も高齢になられているだけに、実際に広島で起きた出来事をいかに後世に伝えていくかということがわたしたちに問われています。教科書に平和教材が取り上げられているのも、そのためです。

5年生が国語科で学習している『たずねびと』もその一つ。この作品は、広島でお生まれになった被爆二世の朽木 祥(くつき しょう)さんの作品で、2020年から教科書に載っています。
駅の構内で、探し人のポスターを見ていた主人公・綾が、自分と同じ名前で同じ年齢の「楠アヤ」という文字を目にすることろから物語は始まります。

この日、1組の学習課題は、「『恥ずかしくなって、下を向いてしまいました。』とある。いったいなぜだろう?」というもの。子どもたちは、登場人物の行動をもとに考えを深めていました。

登録日: 2021年10月4日 / 更新日: 2021年10月4日