自分のための記録表

9月2日。すずらん学級に行くと、6年の子どもたちが算数科の学習に取り組んでいました。

机の上を見ると、「自分のための記録表」にを使って、自分の学習記録を記入しているところでした。よく見ると、プリントをするのにかかった時間やミスの数を記入する欄があります。

問題を解いたとき、正解が少なければ、間違いが多いということです。逆に、正解が多ければ、間違いは少ないということになります。(何を言ってるんだ。当たり前じゃないか…)と思われるでしょう。その通り。当たり前のことです。
では、子どもにとって「正解を増やす」のと、「ミスを減らす」のとでは、どちらのほうが達成感を得られるでしょうか?……実は後者です。できた数が多かったということよりも、ミスが少なかった(全部できていればミスは0)というほうが記憶として刷り込まれるからです。同じプリントであっても、やるほどに所要時間は少なくなるし、ミスも減ってきます。それを自覚できるように、見えるようにしたのがこの「自分のための記録表」。本校ではそこまで考えて指導をしています。

登録日: 2021年9月2日 / 更新日: 2021年9月2日