巣の上の水玉模様

9月9日。ここにきて秋の気配がしてきたものの、いっこうに秋晴れとはならず、降ったりやんだりの毎日。この日も朝からぽつぽつと雨が降る天気でした。そんな日の朝、ランドセルを背負った二人の6年生が校長室にやってきて、「岩石園に植わっている木に蜘蛛の巣が張っていて、そこに降った雨がきれいでした。」と教えてくれたので、外に出てみました。
楓の葉も少し色付いてきて来ています。その向こうに見えるのは、旧都祁小学校が100周年を迎えたときに建てられた記念碑。

後ろには「東経135度57分…」と、学校の位置が記されています。

そこから岩石園に足を向けると、たしかに蜘蛛の巣の上が水玉模様になっていました。この美しさを教えてくれたのです。

ところで、二人の6年生が来たときに、「英語で雨はrainって言うけど、日本は雨の降り方によっていろいろな呼び方があるよ。また興味があったら調べてみて。」と投げかけています。すぐ調べなくてもいいのです。後々、「雨にも様々な呼び方があるんだ!そういえば6年生のときに…。」と思い出すと知識が記憶と結び付き、その子のものになっていきます。

登録日: 2021年9月9日 / 更新日: 2021年9月9日