合同でオンライン学習支援を実施

9月9日。奈良市では2学期が始まったものの、授業は午前の半日にとどめていています。9月3日までの午後は4~6年で、6日~10日までは3年も加えてオンラインで学習支援。ただ、全員がオンラインで参加するわけではないので、国(文部科学省)の方針(考え方)にしたがって、これらの時間は「授業」としてカウントしていません。あくまで子どもにとって有益な時間を過ごす支援をする「放課後学習のオンラインサポート」なのです。

さて、そのサポートも残り2日となった(次週13日からは全日授業となった)ので、この日は3~6年合同でオンラインの学習支援に挑戦しました。担任は発信元となる「ふれあいホール」に集合。特別支援学級担任や専科教員、養護教諭は、バンビーホームを利用する児童がオンライン支援を受けるランチルーム集合して準備を進めました。

支援を始める前にはパソコンを設置し、設定を済ませなければなりません。本校は田舎の小さな学校ではありますが、それでも3年以上となると150人近くの人数になります。とても1台のパソコンで参加する(meetで)ことができないので、6年のパソコンから他の3学年のパソコンに共有をかけ、最大400人ほどが参加できるような状況を作り出しました。

なにぶん初めてのことなので、ちょっとしたトラブルも発生。

でも、本校の教員はみんなで知恵を出し合い、切り抜けていきます。頼もしい!こういった時間そのものが「研修」ですね。

定刻の13:30になったところで支援を開始。およそ140人ほどが参加しました。

もちろん、帰宅してる子どもたちは自宅からオンラインで参加です。

この日の学習内容は、アフガニスタンで生きている国内紛争について理解を深めること。まずは、8月中旬に首都カブールで起きた混乱の様子を動画で見せました。

高学年の児童は外国語科などで習ってはいるものの、3,4年の児童にとってはアフガニスタンについての知識も少ないので、クイズを取り入れながら進めました。その名も「アフガニスタンクイズ」。

写真ではちょっと見にくいですが、
・アフガニスタンの隣にある国の名前を全部書きましょう
とか、
・タリバンは日本語に訳すと、どんな意味でしょう
といったクイズを7問、子どもたちに投げかけています。少し時間をとると、子どもたちはインターネットに接続するなどして調べ始めました。慣れたもんです。

このあと、解説を交えてアフガニスタン問題をみんなと考えていきました。

取り上げた問題はちょっと難しい問題でしたが、子どもたちは現在起きている国際情勢にも目を向けたことと思います。

本校はこれからもアイデアを出し合いながら、様々なことに挑戦していきます。子どもにとっても、わたしたちにとっても有意義な時間でした。

登録日: 2021年9月9日 / 更新日: 2021年9月9日