仮想休日参観
2月11日「建国記念の日」。わたし(校長)が生まれたときに、この祝日はありませんでした。2月11日が「建国記念の日」となったのは1966(昭和41)年で、翌年から適用されています。
さて、この日は本校の休日参観日…としていましたが、コロナ禍で見送らざるを得ませんでした。実施できていれば、おうちの方に子どもたちの様子を見ていただけるところでしたが、残念でなりません。
そこで、参観の代わりにはなりませんが、今回は1年から6年までの学習の様子を一つの記事にまとめてみました。仮想現実(バーチャル)ならぬ、仮想休日参観です。
まずは、すずらん学級。
1階では、1年の子どもたちが国語で片仮名を練習したり、
2年の子どもたちが算数で九九を使った計算の仕方を学習したりしていました。
一方、2階では6年の子どもたちが算数の「偶数と奇数」を学習。
少人数のよさを生かし、理解と定着を目指していました。
続いて1年。
国語の時間の最初に新出漢字を学習。
一画ずつ丁寧に書き、
納得いかないところは消しつつ練習しています。
こういう姿勢を大事にしたいと思います。
続いて2年。
前の日に続いて、算数で九九を使った計算の仕方を勉強。
黒板の前に出てきて、自分の考えを説明しています。
低学年のうちから場数を踏み、皆の前で分かりやすく説明する力を付けることが大切です。
3年は運動場で体育。指導するのは、体育が専門の教員。
準備運動を兼ねて、縄跳びの連続跳び競争をしていました。最後まで残った子どもたちに「がんばれ~。」と声援を送っています。
このあと、4つのグループ(赤白青黄)に分かれて、フットベースボールに取り組みました。
寒い日でした(この日の針の最低気温は-4.9度!)が、子どもたちは元気いっぱいでした。
4年は英語の勉強。こちらも指導しているのは外国語科が専門の教員です。
北京オリンピックの女子スノーボード・ハーフパイプの動画を見せながら、そこに出てくる英語をピックアップしています。
選手の国旗や国名が英語で表示されるので、タイムリーな学習材です。
子どもたちも興味深々!オリンピックの力は絶大です。
5年は1組、2組とも(時間帯は違いますが)図工室で「ほり進み版画」に挑戦。
この「ほり進み版画」は、「彫り」と「刷り」を繰り返しながら重ね刷りをする版画です。失敗すると、やり直しがききません。そこが版画の難しいところ。
ですから、刷り上がりをイメージしながら下絵を丁寧に描くのがポイントです。
下絵が描けたら、彫りに挑戦。
さて、自分なりの芸術性を追求していけるでしょうか。
最後は6年の算数。
卒業を目前に控え、担任と一緒に自分の課題を確認したり、
自分のやり方やペースで学習に取り組んだりしていました。
自学自習の姿勢は、中学校に行っても生かされることでしょう。
本校は、このように担任と専科による授業、それに教員の専門分野を生かした一部教科担任制を取り入れながら子どもたちを導いています。
参観というのは、そもそも我が子がどれだけ頑張っているかを見るものです。HP上でそれをカバーするのは難しかったーーというより無理でしたが、それぞれの教員が子どもと向き合っている様子は感じ取っていただけたのではないでしょうか。以上。仮想休日参観でした。早くコロナ禍が終息することを願っています。