不審者侵入訓練を実施

11月16日。この日、児童が登校して教室に入ったところを見計らって、不審者が学校内に入ってきたという想定で訓練を行いました。不審者役は本校の若手教員です。

職員玄関に現れた不審者は、「近所に住むもんやけど、登校してくる子どもの声がうるさいねん!子どもに話をさせてくれるか。」と教室に行こうとします。対応するほうは穏やかに制しつつも、危ないと見るや刺股で侵入を阻止。その間に児童を教室に入れて内側から鍵をかけたり、関係機関に連絡したりします。

こうして不審者を取り押さえ、事態が終息したところで、全校生に向けて訓練の意義を伝えました。加えて、17年前の11月17日に奈良で起きた有山楓ちゃん誘拐・殺害事件に触れながら、命の尊さも話しました。

悲惨な事件が起きるたびに、近くにいた人や住んでいる人は、「まさかこんなところで起きるなんて…。」と口にされます。しかし、残念ながら「起きている」し、これからも「起きる可能性がある」のも事実です。そのようなことが起きない世の中であってほしいし、遭遇したくはありませんが、このような訓練と注意喚起をしていくことは大切です。

登録日: 2021年11月16日 / 更新日: 2021年11月16日