ごんのつぐない

10月12日。4年1組の教室では、新見南吉の不朽の名作、「ごんぎつね」を学習していました。
この作品は全ての教科書会社が採択しているので、日本の小学4年生全員が出合うことになります。
この日の課題は、「ごんのつぐないについて考えよう」です。

痛々しいほどかわいそうでいじらしいごん。つまり「つぐない」という善行をするにさえ、常に自分の「死」と隣り合わせであったということをどれだけ理解させられるか……そこが授業のポイントです。

ところで、愛知県半田市には新美南吉の顕彰を目的に設立された新美南吉記念館があるのをご存じでしょうか。
ここでは南吉文学の世界を生涯とともに紹介しているほか、作品に登場する「はりきりあみ」や「ランプ」なども展示されています。

わたし(校長)もこれまでに二回に分けてこの地を訪れ、南吉の生家や周辺に点在する歌碑巡りをしながら彼岸花の咲く川べりを歩きました。
おススメの記念館ですが、新型コロナウィルスの影響で出かけられない方に向けて、家で楽しめる「南吉記念館のおうちミュージアム」と題したサイトも開設されています。

クロスワードパズルなどもありますので、チャレンジしてみようと思われた方は、下のアドレスをクリックしてみてください。

http://www.nankichi.gr.jp/Sonohoka/outi-museum.html#outimuseum

登録日: 2020年10月12日 / 更新日: 2020年10月12日