大人にとっては当たり前でも…

1月13日。この日の3時間目は、1組・2組とも国語で、全く同じところ(似た意味の言葉)を学習していました。

教科書には、「友だちに話す」と「友だちに言う」は、どちらも声に出して伝える言葉であることが書いてあります。大人にとっては当たり前のことのように感じられるでしょうが、言葉の同義や異義を整理しながら語彙を豊かにすることは、低学年の国語科の目標の一つでもあります。豊かにできるかどうかは、学力にも大きく影響するからです。実際、わたしたちが指導の拠り所としている学習指導要領の解説にも、
「中央教育審議会答申において、『小学校低学年の学力差の大きな背景に語彙の量と質の違いがある』と指摘されているように、語彙は、全ての教科等における資質・能力の育成や学習の基盤となる言語能力の重要な要素である。このため、語彙を豊かにする指導の改善・充実を図っている。」と書かれています。

1組・2組とも、近くの子と実際に「話す」、「言う」体験的な活動を行いながら、言葉の拡充を図っていました。こういう学習が、全ての教科の基礎となっていきます。

登録日: 2021年1月13日 / 更新日: 2021年1月13日