お茶を飲んで一句

9月24日。この日、5年生は「健一自然農園」へ見学へ行きました。

当日はあいにくの曇天でしたが、「健一自然農園」の伊川さんから都祁に関わる話をうかがいながら現地に向かいました。
話の中には、都祁に住んでいる子どもたちでも知らないことがたくさんありました。

雄神神社や國津神社に祭られている神様の話のほか、やすんばを「もののけ姫」にたとえて話してくださいました。
子どもたちは、興味をもって伊川さんの話に聞き入っていました。

茶畑に到着すると、伊川さんは自然農法に対する思いを熱く語ってくださいました。
伊川さんの思いに負けじと、必死にメモをとる子どもたちの姿が印象的でした。

茶畑では、煎茶、ほうじ茶、春番茶、ウーロン茶、紅茶の5種類のお茶を淹(い)れていただきました。
一人一人に「おもてなしの心」で淹れていただいたお茶は、格別なおいしさでした。

お茶を堪能した後、心に感じたことを俳句にし、筆と墨を使って色紙に書きました。
筆も墨も奈良の伝統工芸。墨は奈良の「古梅園」で買い求めた「茶墨(ちゃぼく)」です。
お茶が含まれているわけではありませんが、色紙に書くと番茶のような色合いになります。
子どもたちは自然に囲まれて、思い思いに筆を走らせていました。
これも一つの「世界遺産学習」です。

心配された雨も降らず、子どもたちは有意義な時間を過ごしました。
お忙しい中、ご協力いただいた伊川さん、ありがとうございました。

登録日: 2020年9月24日 / 更新日: 2020年9月24日