短歌をつくったよ

9月28日。この日は、わたし(校長)が3年で短歌の創作指導を行いました。
教職員向けに発行している校長通信【PDF】に「希望があれば(短歌の出前授業に)出向きます」と書き添えたところ、担任から申出があってこの日を迎えました。

まずは、短歌について、
1 五七五・七七の31音からできていて、はじめの五七五を「上の句」、あとの七七を「下の句」という
2 きっちり31音にならなくてもいい(五が四に、七が八になってもかまわない)
3 感じたこと、思ったこと、想像したこと、体験したことなど、なんでも短歌にできる
ということを教えました。実際、歌人の俵万智(たわら まち)が詠んだ
「うちの子は甘えんぼうでぐうたらで 先生何とかしてくださいよ」
という歌も紹介し、作者の思いを考えてみました。

このあとは事前に100字程度の作文を書かせてあったので、その作文をもとに短歌を作っていきました。
一首詠んだ子は、二種、三首と詠み、
「六つできました。」
という子もいました。
俳句もそうですが、短歌もたくさんつくり、その中に一つ気に入ったものがあればいい…ぐらいの気軽な気もちで取り組ませることがコツです。

短歌の創作は初めての経験であったので手こずった子もいましたが、アドバイスや添削をしながら何とか一人一首は詠むことができました。

なお、次の日(29日)の校内放送による朝礼(校長講話)の際に、この日つくった短歌の中から六首を紹介しました。

・友だちとひさしぶりにゲームした いつもはしずか今日はにぎやか
・ゆめはカフェおりょうり作りやってみた いろんな人にたべてほしいな
・ふじ山へ登ってみたいと思ったら コロナで行けぬ悲しかったよ
・家の米パパとじいじが作ってくれた おいしいお米かんしゃの気もち
・見てみたいタイムスリッパできたなら 25才のところに行って
・秋だからすっごくさむくなってきた ふとんがないとねられない夜

この六首を含めて、この日つくった短歌を3年生の掲示板に貼り出したところ、早速子どもたちは見入っていました。

登録日: 2020年9月29日 / 更新日: 2020年9月29日