まずは心、次にノート

12月15日。午前中に1年教室をのぞくと、国語で「おかゆのおなべ」という物語を使って勉強をしていました。この単元では先に登場人物の確認を済ませ、次に最初の感想(わたしたちは「初発の感想」と呼んでいます)を書く流れになっています。これは、この教材を学習したあとでほかの物語の紹介カードを書くので、学習過程をそのまま次の製作過程につなげる意図があります。起立させた後、
「おもしろかったところはどこかな?心に浮かんだ人から座って、ノートに書きましょう。」
と指示していました。

国語に限らず、どんな学習でもまずは自分の感想や考えをもち、次にそれを表現していくことが大事なので、それを1年生の段階から教えています。座った子(感想がまとまった子)から着席し、子どもたちはノート作業に取り組みました。

廊下に出ると、1年生が図工の時間に取り組んだ作品が掲示してありました。2色の水彩絵の具を使って(それが条件)、さまざまな色を作り出したそうです。学級の人数が多い(35人)分、まとめてみるとこれ自体がアート作品です。言いすぎかな?

登録日: 2020年12月15日 / 更新日: 2020年12月15日