先生に向いているかも?

6月17日。6年生の教室をのぞくと、算数で「立体の体積」の学習をしていました。一部が欠けた直方体、見方を変えれば二つの直方体が合わさったような立体の体積を求める学習です。

まずは自分の考えをノートにまとめます。欠けている部分がないとして全体の体積を求め、そこから欠けてる部分の体積を引く子。直方体二つ分の体積を求めて、それを足す子など、自分なりに考えて答を求めていました。

その後、黒板の前に出て自分の解き方を説明。中には目力(めじから)=視線で説明を押し込む子も。こういった技(わざ)は教師にとっても非常に大事な技術で、国語科教育の専門家も、
「声を届ける際に大きな補助力となるのが視線である。声を届け、それを目で押し込むのだ。聞き手の一人ひとりに当てる話し手の視線は、話の説得力を高める上で、すこぶる重要である。」(明治図書「国語教育」1994年11月号 高橋俊三氏の論考)と述べているほどです。

授業が終わってから、
「めっちゃ説明の仕方、うまかったで。教師に向いているかも?」
と声をかけました。

登録日: 2020年6月17日 / 更新日: 2020年6月17日