ルワンダとZoomでつないで授業

7月21日。この日の午後は、4年生・5年生・6年生を対象にZoomを使って遠隔授業に挑戦。
本校の外国語教育担当教員が昨年8月にJICA(独立行政法人 国際協力機構)の研修でルワンダに行ったので、そこで知り合った人たちに協力を得てこの日の授業(水について学ぶ学習と、外国語学習のコラボレーション)が実現しました。授業の様子は、奈良市教育委員会やJICAの職員、それに本校の教員と一緒にルワンダへ研修に行った県内の先生も参観されました。

まずは、向こう(ルワンダ)から日本の時間を英語で問いかけていただきました。この日は午後1時45分から授業を始めましたが、現地では午前6時45分でした。日本との時差に子どもたちもビックリ!
この後、向こうから聞いてもらった天気を英語で答える(都祁もルワンダも当日は晴れでした)など、英語を使ってやりとりをしました。
なお、ルワンダ語でのあいさつは「ムラホー」だそうです。早速、ムラホーを使って挨拶をしました。

その後、現地にいらっしゃる水の専門家の方々からお話を伺いました。
・ルワンダでは水くみは女性や子どもの仕事であるということ
・子どもたちが毎日長時間をかけて水を汲みに行っていること
などを聞かせていただきました。現地で主に使用されている水を運ぶ入れ物(ジェリカンと言うそうです)は20kgもあります。そこで、学校では同じ重さのものを用意し、実際に子どもたちに持ち上げてもらいました。
・とても重い!
・持ち上がらない
・これを毎日運んでいるルワンダの子はすごいなあ
といった声が聞かれました。

今回のように、実際に現地で仕事をされている方々から、直接お話を伺う機会は大変貴重で、児童も興味をもって学習に取り組んでいました。
クイズを出していただいたり、こちらからの質問に答える時間を持っていただいたりしていると、2時間は瞬く間に過ぎました。

授業後に児童が書いた振り返りカードからは、子どもたちが水について積極的に学び、様々なことを感じたことが読み取れました(プリントの裏にまでびっしりと感想を書いていた子もいました)。

水の学習は今後も続くので、今後も学んだことを生かして学習を深めてくれればと思います。さらに、今回、遠くアフリカとつないで学習をしたことが子どもたちの思い出の中に残ってくれたらなあ…という思いもします。授業後には、子どもたちが一所懸命に学習に取り組んでいたことをほめていただいたので、子どもたちも自信になったと思います。

本日のために何度も打ち合わせを行い、多くの時間を割いて本校の子どもたちのためにご準備くださったこと、また当日は朝早くから支援してくださったことに感謝、感謝です。

登録日: 2020年7月21日 / 更新日: 2020年7月21日