たしかにきれいだ!

12月4日。朝、職員室で仕事をしていたとき、二人の5年生がわたし(校長)のところに来て、
「校長先生、運動場の木を下から見たらきれいでした。」
と言うので「どこ?」と言いながら窓際に行くと、校門を入った左手に植わっているイチョウの木でした。たしかに黄色に染まっていたイチョウが葉を落とし、凛と立っています。
「たしかにきれいだ!この美しさに気付いた君たちの心もきれいだね。では、ここで一句どうぞ。」
「え~っ!」
とたわいもない会話をしつつも、この美しさに心を留めた幼心に感心しました。

近ごろわたしたちは何か得体の見えない大きなうねりに巻き込まれ、大人も子どもも慌ただしい生活を送っているように感じます。そんな中で二人の「報告」は何かほっとさせられるプレゼントのように感じました。
※この日のことは12月8日発行の校長通信「温故知新」にも取り上げ、教職員とも「自然の移ろいを敏感に感じて、そこに『美』を見出す姿を大切にしたい」と呼びかけました。HPにもアップしていますので、興味のある方は上の写真をクリックしてみてください。

登録日: 2020年12月8日 /  更新日: 2020年12月8日