奪われた大切な命

11月12日。2004(平成16)年11月17日に帰宅途中であった当時小学校1年生の楓ちゃんが誘拐、殺害・遺棄された事件から、15年がたとうとしています。その後、奈良市だけでなく全国各地で登下校時の見守り活動が強化されたり、命の大切さを考える集会等が行われたりしています。大切な我が子の命を奪われたご家族の悲しみは、いつまでたっても消えません。でも、楓ちゃんの家族の気持ちに寄り添い、機会あるごとに命の大切さを考えていくことが、今の時代を生きるわたしたちの使命だと思います。

ということで、本校でもこの日、体育館で人権集会を開きました。

まずは、生徒指導担当が事件のことに触れ、連れ去り事件が起こりやすい状況を説明したり家族の手記を紹介したりしました。

次に、4,5年生が11月21日に行われる奈良市小学校音楽発表会で歌う「大切なもの」を歌った後、教室に戻って担任と話をし、集会を終えています。

わたしたちができることは限られているかもしれませんが、二度とこのような事件が起こらないよう、今後も取り組みを進めていきたいと考えています。

登録日: 2019年11月12日 / 更新日: 2019年11月12日