まゆ綿作り

11月26日。この日は「大和高原文化の会」と畿央大学の先生・学生さんらにおいでいただき、まゆ綿づくりを体験しました。まゆから綿を採ることは、中にいる蚕の幼虫の命をいただくということです。ですから、事前に命の大切さについても触れ、この日を迎えています。

まず、衣服の主な繊維である綿や羊毛、そしてこの日扱う生糸(シルク)の特性について、畿央大学の先生や学生さんに教えてもらいました。

次に、実際のまゆ綿作りを体験。まゆをほぐしてサナギと皮を取り除き、「文化の会」の方に手伝っていただきながら、二人一組になって木枠に広げていきました。一組で4個のまゆを処理し、まゆ綿を重ねて乾かしました。

次に、糸をつむぐ作業を体験。これも持ってきていただいた装置を使って糸を紡ぎました。

制服やフリースなどの化学繊維とは違い、生物由来の繊維ができていく過程を知る上で、今回は貴重な体験となりました。

登録日: 2019年11月27日 / 更新日: 2019年11月27日