「アルティメット」って知ってる?

2月4日。この日は3学期の「いじめ防止教育DAY」。今回は関西テレビのスポーツ事業部でプロデューサーをされている大槻(おおつき)さんと、日本フライングディスク協会の副会長をされている大島さんにおいでいただいて実施しました。

まずは、大槻さんに体育館で少年時代に抱いておられた夢や、その夢を現在の仕事にどう結び付けていったのかを話していただきました。夢をもつことや、毎日少しずつ努力を積み重ねることの大切さ。ときには友達に助けてもらうことも大事だという話を子どもたちは真剣に聞いていました。

話の最後に、大槻さんは「アルティメット」というフライングディスクを使った競技を紹介してくださいました。アルティメットはサッカーコートを一回りぐらい小さくしたコートを使って、7人ずつが敵と味方に分かれて一枚のディスクをパスしながら運び、エンドゾーンを目指す競技です。アメリカンフットボールとバスケットをミックスしたルールのもとでディスクを使う競技、と言えば分かりやすいかもしれません。

ここで大島さんにバトンタッチ。大島さんは近畿大学の経営学部で教授も務められ、フライングディスクを使った国内外の大会で素晴らしい成績(1988年に世界選手権ディスタンス優勝、2010年に全日本フライングディスク個人総合選手権優勝など)を収められている方です。大島さんがディスクを投げると、コントロールされたディスクは対面で構えている教師のもとへと飛んでいきました。

その後、一旦教室へ戻って担任から話を聞いたり感想を書いたりしながら、いじめに関するアンケートを実施しました。このアンケートは、奈良市の全ての公立学校で毎学期実施しているものです。

2時間目は1,2年生が運動場に出て、大阪府フライングディスク協会の会長を務めておられる大島先生の奥様にもサポートをいただきながら、ディスクの投げ方やキャッチの仕方を教えていただきました。1,2年生が使ったのは、大島先生が持って来られたダンボール製のディスク。これなら少々当たっても問題ありません。子どもたちは嬉々として活動に参加していました。

3,4時間目は、6年生がディスクを使って基礎練習から体験を始めました。さすが6年生!スローイングにせよキャッチにせよ、すぐにコツを覚えてうまくなっていきました。次に、パスを出した後にダッシュし、相手(大島先生)が遠くに投げたディスクをキャッチする練習。最初は取り損ねていた子どもたちも、徐々にパス&ゴーの(パスを出した後、すぐにダッシュする)感覚やディスクの傾きを感じ取って、うまくキャッチできるようになりました。

なお、来る2月29日~3月1日にかけて、名阪一本松インター近くにある大和高原ボスコヴィラにて、アルティメット全国都道府県代表王者決定戦が開催されます。そのため、ボスコヴィラの播磨(はりま)総支配人もお忙しい中、駆けつけて活動の様子をご覧になりました。このページをご覧になって興味をもたれた方は、是非、現地で決定戦を観戦してみてください。アルティメットは見て楽しい、やるともっと楽しい競技です。

なお、当日は主催する関西テレビさんから、先着100名(ただし子どもに限る)にフライングディスクのプレゼントがあります。決定戦の詳細は、下のイラストをクリックしてみてください。

登録日: 2020年2月4日 / 更新日: 2020年2月4日