今日は、「フランクフルト」の話をします。フランクフルトはソーセージの仲間で、 ひき肉に調味料や香辛料を混ぜて動物の腸に詰め、ゆでるなどの方法で作られたものです。名前はヨーロッパの地名からつけられたものが多く、ドイツの「フランクフルトソーセージ」、オーストリアの「ウインナーソーセージ」、イタリアの「ボロニアソーセージ」など、いろいろな種類があります。どのソーセージも材料や作り方は同じですが、腸の種類や太さで分けられ、ウインナー・フランクフルト・ボロニアの順に大きくなります。今日は鶏肉を使ったフランクフルトです。味わっていただきましょう。
今日は、「根菜」の話をします。根菜は、大根・にんじん・ごぼう・れんこん・かぶなど、根や茎の部分を食べる野菜のことです。秋から冬が旬の時期で、寒さをしのぎながら土の中でエネルギーを蓄えて育つ根菜は、ミネラルが豊富で、体を温める働きがあります。また、食物せんいも豊富で、お腹の調子を整える働きがあります。今日は、筑前煮にごぼう・れんこんが入っています。よくかんでいただきましょう。
今日は、「切り干し大根」の話をします。昔の人は、大根を一年中おいしく食べるための方法を考え、大根を細く切ってよく乾燥させた「切り干し大根」を作りました。太陽の光をいっぱい浴びた切り干し大根には、生の大根にはない甘みが生まれます。また、骨や歯を丈夫にするカルシウムや血を作るもとになる鉄分、お腹の調子を整える食物 せんいなどが増えていきます。今日は、栄養たっぷりの切り干し大根を炒め、ソースなどで味付けしました。よくかんでいただきましょう。
今日は、「手作りカレー」の話をします。給食のカレーには、おいしさの秘密が3つあります。1つ目は、バターと小麦粉からカレールウを手作りしていることです。ルウは強火で炒めるとこげてしまうため、火の大きさを調節しながら、時間をかけて作ります。2つ目は、二種類のカレー粉や、かくし味にヨーグルト・ケチャップ・リンゴピューレ・チャツネなどを使っていることです。3つ目は、肉や野菜を、大きな鍋でゆっくり時間をかけて煮込むことです。奈良市の自慢の手作りカレーを、味わっていただきましょう。
今日は「古都ならの日」です。今月は、奈良県産の金ごまを衣に混ぜた「ちくわの金ごま揚げ」、奈良の特産品の奈良漬をきざんで入れた「奈良漬きんぴら」、奈良県の郷土料理の「飛鳥汁」が登場します。飛鳥汁は、奈良に都があった奈良時代には、すでに食べられていたと言われています。鶏肉や野菜・きのこなどの材料を、牛乳を入れただし汁で煮込むのが特徴です。奈良県の地場産物や郷土料理を味わっていただきましょう。
今日は、「ポークチャップ」の話をします。ポークチャップは、豚肉を炒めてトマトケチャップなどで味付けした日本の洋食です。トマトケチャップの材料には、トマトや玉ねぎ、砂糖・酢・塩・香辛料などの調味料が使われ、それらを煮込んで作られています。今日のポークチャップは、トマトケチャップのほかにもソースや砂糖を入れることで、さらにコクや甘みのある味に仕上げています。味わっていただきましょう。
今日は、「さつまいも」の話をします。中国から日本の沖縄や鹿児島などに伝わった頃は、「唐芋」と呼ばれていました。昔、西日本では、悪天候や害虫などで作物が育たなくなり、食べ物がとても不足した年がありました。そんな時、鹿児島の薩摩藩から伝わったさつまいもは、西日本のどんな土地でも育ち、たくさん収穫することができました。そのことから、「薩摩の芋」を「さつまいも」と呼ぶようになりました。今日は、カラッと揚げたさつまいもに、甘いタレをからめた大学芋です。よくかんでいただきましょう。
今日は、「食育の日」の献立です。10月はスペイン料理です。「スペインオムレツ」は、卵にじゃがいもを混ぜるのが定番ですが、家庭によって、いろいろな具を入れています。「パエリア」は、大きな平鍋に米や魚介類・肉などを入れ、炊き上げたものです。給食では、ご飯にパエリアの具を混ぜていただきます。スペイン料理によく使われる食材は、ニンニクやトマト・玉ねぎ・生産量が世界一のオリーブオイルです。「ガーリックスープ」には、ニンニク・トマト・玉ねぎが入っています。味わっていただきましょう。
今日は、「チキンナゲット」の話をします。チキンナゲットはアメリカで生まれた料理で、チキンは「鶏肉」、ナゲットは「かたまり」という意味の英語です。細かくミンチにした鶏肉に、調味料を混ぜ合わせて形を整え、衣をつけ、油でカラッと揚げた料理です。鶏肉には、体をつくるもとになるたんぱく質がたくさん含まれています。よくかんで、味わっていただきましょう。
今日は、「いわし」の話をします。いわしは、いたむのが早いことや他の魚に食べられてしまう弱い魚であることから「弱し」と呼ばれていました。その「弱し」が変化して「いわし」という名前になったそうです。世界各地の陸に近い海で、群れになって泳いでいます。体は細長く、10センチから30センチメートルほどの大きさに成長します。今日は、ごまと奈良市産の五徳みそなどの調味料で煮付けています。味わっていただきましょう。
今日は、「マーボー豆腐」の話をします。マーボー豆腐は、約150年前に誕生した中華料理です。四川省に住んでいたチンさんが、材料が少ない中、あり合わせのものでお客さんに作ったのが最初だと言われています。四川料理は、中華料理の中でも辛いことで有名です。辛味をつける調味料は“そらまめ”と“とうがらし”で作った「トウバンジャン」で、マーボー豆腐には欠かせない調味料です。ピリッと辛いマーボー豆腐を、味わっていただきましょう。
今日は、「かやくうどん」の話をします。「かやく」は、漢字で「薬を加える」と書きますが、本当に薬が入っているのではなく、主役のうどんやご飯をおいしくするために加える「香辛料」や「具」のことをいいます。今日のうどんには、鶏肉・かまぼこ・油揚げ・玉ねぎ・しめじなどのかやくが入っています。昆布とうるめ節の「うま味」たっぷりのだし汁で煮込んだうどんは、とてもおいしいですね。味わっていただきましょう。
今日は、「里芋」の話をします。里芋は、夏の終わりから冬の初めに収穫されます。茎は1メートルぐらいの高さに、ハート型の葉はハスの葉のように大きく成長します。そして、里芋は、親の芋に寄り添うように子の芋・孫の芋へとつながり、たくさん増えていきます。ヌルヌルしたぬめりには、鼻やのど・胃の粘膜を守る働きがあります。また、お腹の調子を整える食物せんいもたくさん含まれています。秋の味覚、里芋を味わっていただきましょう。
今日は、「コロッケ」の話をします。コロッケは日本の洋食のひとつで、フランスの「クロケット」という名前が変化して、こう呼ばれるようになりました。明治時代の初めごろに日本に伝わり、その後、大正時代にかけて家庭料理として広まっていきました。細かく切った肉や魚に、玉ねぎなどの野菜とじゃがいもを混ぜ合わせ、形を丸くまとめてパン粉をつけ、油でカラッと揚げた料理です。味わっていただきましょう。
今日は、「お茶」の話をします。お茶の季節というと、茶摘みの歌の「夏も近づく八十八夜…」という歌詞のように、春から夏の初めのイメージがありますが、実は秋にも収穫されています。秋にとれるお茶は、さっぱりとした味わいが特徴で、「秋茶」と呼ばれています。奈良市では、柳生・大柳生・田原・月ヶ瀬・都祁の東部地域の大和高原を中心に栽培されています。今日は、クリームスパゲティに、大和茶と秋が旬のしめじ・えのき・エリンギの3種類のきのこが入っています。味わっていただきましょう。
今日は、「そうめん」の話をします。そうめんは、小麦粉に塩と水を加えてよく練り、表面に油をぬりながら、何度も何度も引き伸ばしていきます。ある程度の長さになったら、“機”という麺を乾燥させる道具にかけ、糸のように細く伸ばします。そして、まっすぐな部分を切りとって、長さをそろえます。その後に残った曲がった部分は、「ふしそうめん」とよばれ、ふつうのそうめんと比べると、太さや形・長さが違います。 今日は、奈良県の桜井市で作られた「ふしそうめん」のにゅうめんです。味わっていただきましょう。
今日は、今月のめあて「栄養バランスのとれた食事を知ろう」の話をします。私たちは、生きていくために必要な栄養を食べ物からとっています。食べ物によって、含まれる栄養素の種類や量が違うので、うまく組み合わせて食べることが大切です。給食では、「体を動かすエネルギーのもとになる」ご飯・パン・いも類、「体をつくるもとになる」肉・魚・海そう・卵・大豆製品、そして、「体の調子を整える」野菜・きのこ・果物がバランスよく入っています。残さず食べて、健康な生活を送りましょう。