今日は、「卵」の話をします。卵は昔、漢方の薬として利用され、江戸時代から食事として食べるようになりました。しかし、まだまだ高価で、庶民には手の届かない食べ物でした。卵には体を作るたんぱく質と、貧血を予防する鉄分、体の調子を整えるビタミンもたくさん含まれています。給食の卵料理は、だしまき卵の他に、オムレツやゆで卵、かきたま汁、どんぶりなどがあります。味わっていただきましょう。
今日は、「古都ならの日」で、奈良市でとれたお米をおいしく食べる日です。奈良県の食材がたくさん使われています。鍋しぎには、奈良県産のなす、すまし汁には、奈良県産の大豆で作られた豆腐と玉ねぎが使われ、奈良市産の「五徳味噌」で味付けされています。そして、今日の献立には、今が旬の「きびなご」という魚が登場しました。きびなごは主に鹿児島県で多く獲れます。鹿児島県の方言で着物の帯のことを「きび」、小魚のことを「なご」と呼び、魚の見た目がきれいな帯に似ていることから「きびなご」と呼ばれるようになったそうです。味わっていただきましょう。
今日は、野菜当てクイズをします。
ヒント1:ほとんど毎日給食に出ます。
ヒント2:オレンジ色や赤色で、馬やうさぎ等の動物も大好きです。
わかりましたか? 答えは、にんじんです。今日は、しりしりという沖縄県の郷土料理にたくさん使われています。にんじんにはカロテンが多く含まれ、目のはたらきを助けたり、病気から体を守ったりします。栄養たっぷりの「にんじんしりしり」を残さずいただきましょう。
今日は、「カレー粉」の話をします。カレー粉は、インドで生まれ世界でもっとも多く使われている香辛料の1つです。カレー粉は、ウコン、サフラン、コショウ、トウガラシ、クミン、ナツメグなどの約20種類の香辛料を混ぜ合わせて作られたものです。日本では、カレーライスのほか、ドライカレー、カレーうどん、カレーコロッケなどいろいろな料理に使われています。今日は鶏肉を使ったチキンカレーです。ご飯にかけておいしくいただきましょう。
今日は、「レタス」の話をします。レタスはキャベツに姿や形が似ていますが、実は別の種類の野菜です。キャベツはアブラナ科で、菜の花のような花が咲きます。これに対してレタスはキク科で野菊のような花が咲きます。また、レタスの種にはタンポポのような綿毛があります。他にも、春菊・フキ・ごぼうもキク科の仲間です。姿や形は違っても、花や種の形を比べると同じ種類であることが分かります。今日は歯ざわりのよいレタスのスープです。味わっていただきましょう。
今日は、「高野の粉」の話をします。昔、冬の寒い日に、和歌山県の高野山のお坊さんが、豆腐を外に出しておいたところ、厳しい寒さで凍ってしまいました。それを料理に使ってみるとおいしかったことから、「高野豆腐」という名前がつきました。高野の粉は高野豆腐を作る時にできた形の悪いものや、割れたものを粉にしたものです。保存がきき、1年中いろいろな料理に使うことができます。たんぱく質やカルシウム、鉄分などの体を作るもとになる栄養をたくさん含んでいます。高野の粉の煮物を味わっていただきましょう。
今日は、「キャベツ」の話をします。キャベツは一年中出回っている野菜です。キャベツには、体の調子を整えるビタミンや骨や歯を強くするカルシウムが多く含まれています。また、胃の調子を整えるビタミンも含まれています。このビタミンは、水に溶けやすいので、生のまま食べるかソテーやスープなどの料理に適しています。今日はキャベツと一緒にちりめんじゃこを炒めています。味わっていただきましょう。
今日は、「割包(クワパオ)」の話をします。クワパオは、中華風の蒸しパンのことで肉まんの皮の部分です。クワパオは、「割」「包」という漢字を書くように、割り開いて豚の角煮などの具を包む料理です。給食では、チンジャオロースをこぼさないように上手に包みましょう。また、今日は食育の日です。チンジャオロースと杏仁豆腐のついた中国料理の献立です。味わっていただきましょう。
今日は、「大和茶」の話をします。大和茶は1200年以上前に、空海というお坊さんが中国からお茶の種を持ち帰り、奈良県の宇陀市に伝えたことが始まりとされています。大和茶は、月ヶ瀬や都祁、田原など、自然豊かな奈良県の大和高原を中心に作られています。大和高原は、朝晩の気温差が大きく、きれいな水がたくさんあるのでおいしいお茶ができます。今日は、愛媛県からいただいた「まだい」に、奈良県産の大和茶や天ぷら粉の衣を付けて揚げています。また、みそ汁にも奈良県産のなめこが使われています。味わっていただきましょう。
今日は「くず煮」の話をします。くず煮は、くず粉を材料にまぶして煮る方法と、くず粉を水で溶いて煮る方法があり、料理にとろみがつきます。また、くず粉を使うことで素材のうま味を逃がさず、口当たりもよくなります。材料になる「くず」はマメ科の植物で、花は秋の七草のひとつです。根はくず粉や風邪薬の原料となり、葉は草木染めやお茶、茎は布などの工芸品になります。今日は奈良県産の吉野くずを使用した「くず煮」です。味わっていただきましょう。
今日は、「奈良漬」の話をします。名前の通り、奈良漬は奈良県で考えだされた漬物です。昔、お酒は仏様への供え物としてお寺で作られていました。奈良漬は米からお酒を作ったあとの搾りかすに、うりなどの野菜をつけて作ります。奈良には世界遺産に登録されるほど、有名なお寺が多く、奈良漬はお土産として全国に知られるようになりました。今日は、刻んだ奈良漬を入れたちらしずしの具です。ご飯に混ぜて、味わっていただきましょう。
今日は、「コロッケ」の話をします。コロッケは、フランスの「クロケット」がなまって、こう呼ばれるようになりました。明治の初めごろに日本に伝わり、明治から大正にかけて家庭料理として広まりました。作り方は細かくした肉や魚、玉ねぎなどの野菜に、つぶしたじゃがいもを混ぜて丸くまとめ、パン粉をつけて油で揚げたものです。キャベツと一緒においしくいただきましょう。
今日は、「和食」の話をします。和食は米を主食とし、肉や魚・卵・大豆などのおかずや野菜を中心に使ったおかずに、汁物などを組み合わせた食事のことです。和食は豊かな自然から育まれた食文化で、栄養バランスに優れた健康的な食生活として世界から注目されています。今月は食育月間です。この機会に、日本の伝統的な食事である「和食」を見直しましょう。
※ 今日のなすのみそ汁。丸茄子が食材に使われていました。本当に真ん丸ですね。
今日は、「トマト」の話をします。夏野菜を代表するトマトは、真っ赤な色が特徴で生のまま手軽に食べられる野菜です。ヨーロッパでは、「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、栄養豊富な野菜として昔から知られていました。また、トマトには昆布と同じうまみ成分が含まれていて、生で食べる以外にもソースや煮込み料理に使われます。また、酸味は脂っこさを押え、肉や魚のにおいを消します。今日は、トマトをつぶしたトマトピューレやトマトケチャップを使ったミートソースです。味わっていただきましょう。
今日は、「チンゲン菜」の話をします。チンゲン菜は、今から40年ぐらい前に中国から日本に伝わってきました。シャキシャキとした食感とくせのない味で、熱を加えることでほのかな甘みを出します。気温の変化に強い野菜なので、北は北海道から南は九州まで、全国各地で栽培することができます。ビタミン・カリウム・カルシウムなどの栄養素がたくさん含まれています。チンゲン菜のごま炒めを残さずいただきましょう。
今日は、「海藻」の話をします。今日のスープに入っている「わかめ」は海藻の仲間です。給食でよく出される味付けのりや韓国のり、あおさ、青のり、ひじき、もずく、昆布も海藻の仲間で、その数は約100種類以上あるとも言われています。海藻は、ミネラルや食物せんいがたっぷり含まれていて栄養豊富であることから、「海の野菜」と呼ばれています。みなさんも食事の中に栄養豊富な海藻を取り入れるようにしましょう。
今日は、「ブルーベリー」の話をします。アメリカで食べられていたブルーベリーは約70年前に日本に伝わりました。春に小さな花を咲かせ、夏に1センチぐらいの丸い実をつけます。実は皮ごと食べることができ、栄養が豊富です。中でも、「アントシアニン」という色素には、目の働きを助けたり、目の疲れをやわらげたりする働きがあります。今日のジャムは、奈良県で作られたブルーベリーが使われています。パンにつけて、おいしくいただきましょう。
今日は、「大豆」の話をします。大豆は、体を作るもとになるたんぱく質が多いので「豆の王様」や「畑の肉」と呼ばれています。また、食物せんいやカルシウムなども含まれているので栄養たっぷりの食べ物です。昔から日本人は、大豆をそのまま調理して食べるだけでなく、豆腐や油揚げ、納豆などに加工したり、しょうゆや味噌などの調味料にしたりして食事にうまく取り入れてきました。今日の「奈良のはちみつ大豆」は奈良県産の大豆を使っています。また、4日から10日は「歯と口の健康週間」です。よくかんで食べるようにしましょう。
今月のめあて「よくかんで食べよう」の話をします。「一口30回かんで食べましょう」と言いますが、なぜよくかむとよいのか知っていますか? 一つ目は、食べ物をしっかりかむと、食べ物が細かくなって“だ液”と混ざり、消化が良くなるからです。二つ目は、歯やあごがじょうぶになるからです。三つ目は、あごや口の筋肉を動かすので、脳への血の流れがよくなり脳の働きを活発にしてくれるからです。よくかむと良いことがいっぱいですね。しっかりかんでいただきましょう。
今日は、「豚肉のしょうが炒め」の話をします。豚肉をしょうがで炒めると、それぞれに含まれている栄養素の働きがパワーアップするので、「スタミナ料理」と言われます。豚肉には、体をつくるたんぱく質のほか、体の疲れをとるビタミンB1が多く含まれているからです。そして、しょうがには、血液の流れをよくする働きがあります。また、しょうがの独特な風味や香りは豚肉の臭みを消し、料理の味を引き立てます。暑くなって食欲の落ちる時期にピッタリの料理ですね。味わっていただきましょう。