今日は、韓国料理の「デジカルビ」の話をします。デジカルビは大きな鉄の鍋で肉や野菜をいためて、韓国の唐辛子みそのコチジャンなどで味をつけた料理です。「デジ」は豚肉、「カルビ」はあばら骨のことです。「骨のまわりの肉を食べる料理」ということからこの名前がつけられました。今日は、トッポギという棒のような形の韓国のもちが入っています。日本のもちは、もち米から作られますが、韓国のもちは、粉にしたうるち米から作られているので、粘りがなく歯切れのよいのが特徴です。ピリッと辛いデジカルビを味わっていただきましょう。
今日は、あんかけうどんに入っている「吉野くず」の話をします。葛は秋に赤紫の花を咲かせる「秋の七草」のひとつです。この葛の根に含まれるでんぷんを葛粉といい、冷めにくく冷えると固まることから、葛もちなどの和菓子やとろみをつける材料などに使われます。また、薬としての効果を持ち、体を温め、風邪をひいた時や胃や腸の調子が悪い時に使われてきました。奈良県の吉野地方で作られる葛粉は吉野本葛と言われ葛粉100%です。今日は、その吉野葛を使ってあんかけうどんにしています。寒い冬に体が温まりますね。残さずにいただきましょう。
今日は、「豚肉のしょうが炒め」の話をします。豚肉には、体を作るたんぱく質と体の疲れをとるビタミンB1がたくさん含まれています。そして、しょうがはお腹の調子を整え、体を温める働きがあります。豚肉としょうがを一緒に炒めると、しょうがの風味や香りが豚肉のくさみを消し、料理をおいしくします。疲れた体を元気にしてくれる「豚肉のしょうが炒め」を味わっていただきましょう。
今日は、「米粉パン」の話をします。「米粉パン」には、奈良県産のお米を粉にした米粉を使っています。米粉は、粒の大きさの違いでいろいろな料理やお菓子に使われます。パンには細かい粒の米粉を使います。米粉を入れると「もちもち」としたパンになります。米粉パンは、主に小麦粉や米粉で作られる体を動かす力のもとになる食べ物です。残さずいただきましょう。
今日は、「豚汁」の話をします。豚汁は、豚肉とたくさんの野菜が入った具の多いみそ汁で、いろいろな材料の栄養がだし汁の中に溶け込んでいます。また、豚肉に多く含まれているビタミンB1は、ごはんやパンなどの黄色の食べ物をエネルギーに変える手助けをしてくれます。今日の「豚汁」には、豚肉と白菜・大根・ごぼう・青ねぎが入っています。今日は「豚汁」とごはんをしっかり食べて体の中から温まりましょう。
今日は、「奈良あえ」の話をします。奈良は、酒の発祥地です。酒の「しぼりかす」からできる「酒かす」を使って生まれたのが奈良漬で、うりやきゅうりなどの野菜を漬けます。今日は、こんにゃく・油揚げ・にんじん・かんぴょう・干ししいたけを甘辛く煮たところに奈良漬を混ぜ合わせています。奈良県の伝統食品、奈良漬を使った郷土料理を味わっていただきましょう。
今日は、「クラムチャウダー」の話をします。クラムチャウダーの「クラム」は二枚貝、「チャウダー」は大鍋という意味で、ハマグリやあさりなどが入ったアメリカの代表的なスープです。作られる地域によって特徴があり、給食で登場する白いクリームスープはニューイングランド風と呼ばれます。その他にも、トマトが入った赤いスープのマンハッタン風、魚介スープのロードアイランド風などいろいろな種類があります。今日の給食のクラムチャウダーは、あさりの他にもじゃがいも、玉ねぎ、にんじん、白いんげん豆などが入った具だくさんのスープです。残さず食べて、体を温めましょう。
今日は、「おひたし」の話をします。和食の定番のおかずと言われる「おひたし」には、二つの作り方があります。一つ目は、その名前のとおり、ゆでた野菜をだし汁と調味料を合わせた液に浸して、味をつける方法です。もう一つは、ゆでた野菜の水気をしっかり絞り、しょうゆを和えたりかけたりして食べる方法です。いろいろな野菜で手軽に作れるので、野菜をたっぷり食べたい時にぴったりの料理です。今日は、冬が旬のほうれん草と白菜を、ごま・しょうゆ・砂糖と一緒に和えました。味わっていただきましょう。
今日は、「食育の日」の献立です。1月は、ブラジル料理です。「コシーニャ」は、ゆでてほぐした鶏肉を、ゆでてつぶしたジャガイモなどで包んで揚げたブラジル風コロッケです。「フェジョアーダ」は、「フェイジャオン(豆)を使った料理」という意味で、豆と肉などを煮込んだブラジルの代表的な料理です。「カンジャ」は、お米の入ったチキンスープです。日本の雑炊のようなもので、本来は丸ごとの鶏肉・玉ねぎ・お米などを入れてコトコト煮て作ります。給食では、お米は入りませんが、体を温め、体の調子が悪くても食べられるやさしいスープです。味わっていただきましょう。
今日は、「カレー」の話をします。給食のカレーのおいしさには3つの秘密があります。1つ目は、カレールウをバターと小麦粉から手作りしていることです。ルウは、早く仕上げようと強火で炒めるとこげてしまうため、火の大きさを調節しながら時間をかけて作ります。2つ目は、二種類のカレー粉を使っていることや、かくし味にヨーグルト・ケチャップ・りんごピューレ・チャツネなどを使っていることです。3つ目は、何と言ってもたくさんの量の肉や野菜を大きな鍋で、時間をかけてじっくり煮込んでいることです。今日は、豚肉を使ったポークカレーです。味わっていただきましょう。
今日は、中華料理の「マーボー豆腐」の話をします。昔、中国に「麻婆」と呼ばれている女の人がいました。ある日、友人が豚肉を持って遊びに来ましたが、台所には、豆腐と野菜の残りしかありませんでした。そこで、豚肉を油で炒め、みじん切りの野菜とサイコロ型に切った豆腐を入れ、ピリッと辛い豆板醤を使って味付けしました。その料理はとてもおいしくて、友人は何杯もおかわりしたそうです。これがマーボー豆腐の始まりです。味わっていただきましょう。
今日は、「ポークビーンズ」の話をします。ポークビーンズは、アメリカの家庭料理で古くから食べられています。豚肉と豆をトマトで煮込んだ料理はたんぱく質や食物せんいたっぷりのメニューです。アメリカでは、白いんげん豆を使うことが多いですが、それぞれの家で豆の種類や味を変えて食べられています。今日の給食には、畑のお肉と言われる大豆がポークビーンズにたくさん入っています。味わっていただきましょう。
今日は、「きつね柳川」の話をします。「柳川」という料理は、土鍋を使ってどじょうとごぼうを煮込み、しょうゆやみりん・砂糖などで味付けします。そこに、とき卵を流し入れて仕上げます。給食で「きつね柳川」と呼ぶようになったのは、きつねの大好物の油あげを「きつね」ということで名づけられました。油揚げは、豆腐からできているので、体に良いたんぱく質が多く含まれています。きつね柳川をご飯にかけていただきましょう。
1月のめあては「学校給食の歴史を知ろう」です。学校給食は、明治22年に、山形県鶴岡市にある小学校で、お弁当を持ってくることのできない子どもたちに食べ物を用意したのが始まりです。おにぎり2個と、焼き魚、漬け物の献立でしたが、当時の子どもたちにとってはごちそうでした。その後、戦争のため、多くの子どもたちが十分な栄養をとることもできなくなってしまいました。そして戦争が終わり、外国から食べ物をいただき、給食を再開することができました。昭和25年より学校給食への理解や関心を深めることを目的に冬季休業と重ならない1月24日~30日を学校給食週間としました。毎日、給食が食べられることに感謝していただきましょう。
今日は、「奈良の雑煮」の話をします。白みそ味で「丸く円満に一年をすごせますように」という意味がこめられていて、丸いもちと大根やにんじん、里いもが入っています。食べ方に特徴があり、雑煮からもちを取り出し、きな粉をつけていただきます。「炒り鶏」や「ごまめ」などのおせち料理や雑煮は、新しい年を迎えるお祝いの料理です。みんなの健康や幸せを願っていただきましょう。