今日は、「白菜」の話をします。白菜は、明治の終わりごろに中国から日本へ伝わりました。たくさん作られるようになったのは、昭和になってからです。秋から冬が旬で、霜にあたるとやわらかく、おいしくなります。葉を1枚ずつ固く巻いて成長する野菜で、内側にいくほど甘みが詰まっています。鍋物・煮物・炒め物・漬物など、どんな料理にもよく合います。今日は、小松菜・にんじん・平天といっしょに、煮びたしにしています。味わっていただきましょう。
今日は、「ポークビーンズ」の話をします。ポークビーンズはアメリカの家庭料理です。アメリカでは「ポーク&ビーンズ」または「ベイクドビーンズ」と呼ばれています。材料は、豚肉やベーコン、豆・玉ねぎ・にんじんなどの野菜です。これをトマトピューレやトマトケチャップなどで煮込みます。豚肉や豆類には、体を作るたんぱく質とエネルギーを作るときに必要なビタミンB1が含まれています。ポークビーンズを食べて体の中から温まりましょう。
今日は、「ごぼう」の話をします。ごぼうは、一年中お店に並んでいる野菜ですが、一番おいしく食べることができる旬の時期は、秋から冬です。中国などでは薬として使われていて、日本に伝わってから、初めて料理の材料として食べられるようになりました。ごぼうには食物せんいが多く含まれ、お腹の調子をよくする働きがあります。今日は、きんぴらごぼうにしています。よくかんでいただきましょう。
今日は、奈良県の郷土料理「かしわのすき焼き」の話をします。郷土料理は、その地域でとれた食べ物を使い、古くから受け継がれた方法で作られた料理のことです。「かしわ」とは関西地方で使われている言葉で鶏の肉のことです。羽の色が、色づいた柏の葉っぱに似ているからといわれています。奈良県の「かしわのすき焼き」は、お祝いやお祭りの日に食べられてきた料理です。残さずにいただきましょう。
今日は、「フランクフルト」の話をします。フランクフルトはソーセージの仲間です。ソーセージは、鶏や豚などの肉を塩や香辛料で味付けをし、袋状のものに詰めて作ります。細いものから順に「ウインナーソーセージ」「フランクフルトソーセージ」「ボロニアソーセージ」と呼び方がかわります。今日は、フランクフルトソーセージをケチャップソースで和えています。味わっていただきましょう。
今日は、「中国料理」の話をします。2月4日から20日の期間は、中国の北京で冬季オリンピックが行われています。ホイコーローは中国の四川地方の料理です。四川地方は冬がとても寒いので唐辛子を使った料理が有名です。ホイコーローは豚肉や野菜を炒め、味噌を使って味をつけます。給食ではピリッとした辛味の唐辛子味噌を少し入れて仕上げます。スーミータンは、中華風コーンスープのことです。とうもろこしのあま味と溶き卵・ごま油で風味をつけています。杏仁豆腐は、あんずを使ったデザートです。中国の料理をおいしくいただきましょう。
今日は、「わかさぎ」の話をします。わかさぎという名前は、「わか」には幼い、「さぎ」には小魚という意味があり、この両方を合わせて「わかさぎ」と言われるようになりました。わかさぎは、天ぷらやから揚げなどにして丸ごと食べることができるので、体をつくるたんぱく質や骨や歯を丈夫にするカルシウムをたくさんとることができます。よくかんで、残さずいただきましょう。
今日は、「エリンギ」の話をします。エリンギは、日本では自然にはできないきのこなので、店で売られているものは、温度や湿度管理をして栽培されています。きのこは、エネルギーが低く、ビタミン・ミネラルがたくさん含まれていて、体の調子を整えてくれます。また、食物せんいも多いので、お腹の掃除をしてくれたり、便秘を防いだりしてくれます。今日は、“エリンギ”をキャベツと炒めています。残さずいただきましょう。
今日は、「かぶ」について話をします。ロシアの昔話としてよく知られている「おおきなかぶ」の中に出てくる「かぶ」は、大きな丸い形をした根の部分を食べる野菜です。茎や葉は、少し固いので、煮物にしたり、みそ汁やシチューの具にしたりして食べられます。大根と同じように葉や根にはビタミンが多く、かぜに負けない強い体を作る働きがあります。味は大根に比べて、甘くておいしいです。今日はポトフに今が旬の「かぶ」が入っています。おいしくいただきましょう。
今日は、冬野菜サラダに入っている「水菜」の話をします。冬に多く収穫される野菜を冬野菜といい、今日のサラダには大根と水菜が入っています。「水菜」は、京都で昔からつくられ、茎が細かく分かれていて淡い緑色で細長く、葉がギザギザしています。そして、葉先は濃い緑色でシャキシャキとした歯ごたえのある野菜です。「水菜」にはカロテンが多く含まれ、風邪を予防する働きがあります。味わっていただきましょう。
今日は、「古都ならの日」で、奈良県の食材や郷土料理が登場します。茶飯は奈良県の郷土料理で、米と炒った大豆をほうじ茶や番茶で炊いて作ります。今日は、奈良県で作られたほうじ茶を粉にしたものと、米を一緒に炊いています。さばのみそ煮には、奈良市で造られた五徳みそ、がんもと根菜の煮物のとろみづけには、奈良県の吉野地方で作られたくず粉を使っています。はくたくは、小麦粉を水で練って平たくのばし、太い幅で切った麺で、うどんのルーツといわれています。奈良県の食材を豊富に使った古都ならの日の献立を味わっていただきましょう。
今日は、「揚げパン」の話をします。揚げパンは昭和30年頃に給食にはじめて登場し、50年以上続く人気メニューです。揚げパンの日にパンが袋に入っていないのは、給食室で調理員さんがひとつひとつていねいにパンを揚げ、砂糖をまぶして作っているからです。パンを揚げる作業はとても大変ですが、みなさんの喜ぶ顔を思い浮かべながら一生懸命揚げています。調理員さんの思いがこもった給食の手作り揚げパンを味わっていただきましょう。
今日は「木の葉どんぶり」の話をします。どんぶりは、お茶碗を少し大きくしたどんぶり茶碗にご飯を盛り、その上に具をのせた料理です。江戸時代になって、さまざまな食文化が広がり、おかずをご飯の上にたっぷりとかけたどんぶりが、気取らない食事として好まれるようになりました。今では、代表的な和食として海外にも紹介されています。今日の給食は、木の葉どんぶりです。かまぼこや油揚げ、野菜を卵でとじたどんぶりです。ご飯にかけていただきましょう。
今日は、「奈良の酒かすシチュー」の話をします。奈良県は、お酒の発祥地です。みなさんは、お酒がお米から作られているのを知っていますか?お酒を造る時には、たくさんの酒かすができます。特に2月は、秋にとれたお米から作られたお酒が出回る時期で、酒かすも出回ります。酒かすは甘酒や奈良漬などにも使われます。今日は奈良市産の酒かすをシチューに入れました。酒かすは体を温めてくれるので、寒い冬にぴったりですね。味わっていただきましょう。
今月のめあては、「和食の良さを知ろう」です。和食は米を主食とし、肉や魚・卵・大豆などのおかずや野菜を中心に使ったおかずに、汁物などを組み合わせた食事のことです。和食は豊かな自然から育まれた食文化で、栄養バランスに優れた健康的な食生活として世界から注目されています。今日の節分の行事食は、いわしのしょうが煮と福豆です。それに、おひたしと、うるめ節で出汁をとったじゃがいものみそ汁を組み合わせた和食の献立です。この機会に、日本の伝統的な食事の「和食」を見直しましょう。