今日は、奈良の郷土料理「奈良のっぺ」の話をします。毎年12月17日には、「春日若宮のおん祭」が行われます。一年の最後の祭りとも言われ、平安時代に、農作物が収穫できなかったり、悪い病気が流行ったりして多くの人が苦しんだことから、神様に収穫や健康をお祈りしたのが「おん祭」の始まりです。奈良市の餅飯殿町にある大宿所では、祭りを進めるために集まった大和の侍に「のっぺ」がふるまわれていました。今でも奈良市では、この祭りに合わせて「のっぺ」を食べる習慣があり、その年に収穫された作物に感謝して、来年の豊作を願っています。奈良市の郷土料理、奈良のっぺを味わっていただきましょう。
今日は、「かぼちゃ」の話をします。夏が旬の緑黄色野菜ですが、12月の冬至の頃まで食べられます。中が濃い黄色やオレンジ色をしているのは、カロテンという栄養素がたくさん含まれているからです。カロテンは、体の中に入ってビタミンAになり、病気から体を守る働きがあります。また、かぼちゃには体の疲れをとるビタミンCやおなかのそうじをしてくれる食物せんいも含まれています。このため昔から「冬至にかぼちゃを食べるとかぜをひかない」と言われています。残さずいただきましょう。
今日は、「きつね柳川どんぶり」の話をします。「柳川」という料理は、土鍋を使ってどじょうとごぼうを煮込み、しょうゆやみりん・砂糖などで味付けします。そこに、とき卵を流し入れて仕上げます。給食で「きつね柳川」という名前になったのは、きつねの大好物と伝えられている油あげが「きつね」と呼ばれることから。油揚げは、豆腐からできているので、体に良いたんぱく質が多く含まれています。きつね柳川どんぶりをご飯にかけていただきましょう。
今日は、「カレー」の話をします。カレーは多くの香辛料を使って作るインド料理の一つです。カレーには肉類のほかに魚介類中心のものやスープ状のものなど、さまざまな種類があり、その種類は100種類を超えるといわれています。日本ではカレーと言えば牛肉を使うことが多いですが本場であるインドではイスラム教やヒンドゥー教があり、牛肉や豚肉が食べられない人が多くいるため、チキンカレーが多いそうです。学校のカレーはいつも人気ですね。味わっていただきましょう。
今日は、「食育の日」です。今月はフィリピン料理です。主食は日本と同じようにお米を食べています。海に囲まれているので魚介類も豊富です。また、1年を通して暑いところなので、粒こしょうやとうがらしなどの香辛料や玉ねぎ・にんにく・トマトなどの香りの強い野菜を使った料理が多いです。しょうゆは魚を原料に作ったナンプラーを使うこともあります。保存をよくするために酢を使うなど工夫しています。今日は鶏肉を使った代表的な料理「アドボ」、豚ミンチと野菜を煮込んでナンプラーなどで味付けした「ニラガ」です。味わっていただきましょう。
今日は、「呉汁」の話をします。呉汁は、日本各地に伝わる郷土料理です。大豆を水に浸してすりつぶしたものを「呉」と言い、それをみそ汁に溶かした料理を「呉汁」と呼んでいます。収穫された大豆が出回る秋から冬ごろに食べられる料理で、大豆といろいろな具が入った呉汁には、たんぱく質やカルシウム・鉄分・食物せんいなどの栄養がたっぷり含まれています。今日は、すりつぶした大豆・豚肉・油揚げ・大根・にんじん・ごぼう・青ねぎなどが入っています。体がポカポカ温まるので、寒い時期にぴったりの汁物です。味わっていただきましょう。
今日は、「揚げパン」の話をします。みなさんは、揚げパンを給食室で作っていることを知っていましたか?給食室では、パン屋さんから届いたパンをきつね色になるまで揚げます。パンを1個ずつ何回もひっくり返しながら揚げることで、とてもきれいなきつね色に揚げてくださいます。揚げたパンにグラニュー糖をまぶしてみんなの大好きな揚げパンの完成です。揚げパンは、調理員さんの温かい心のこもった手作り料理です。味わっていただきましょう。
今日は、「白菜」の話をします。白菜は、明治時代の終わりごろに中国から日本に伝わってきました。たくさん作られるようになったのは、昭和時代に入ってからです。白菜の旬は冬で、霜にあたるとやわらかく、おいしくなります。鍋物・煮物・炒め物・漬物など、どんな料理にもあう野菜です。今日は、白菜のみそ汁です。しっかり食べて体を温め、寒さに負けない元気な体をつくりましょう。
今日は、「おでん」の話をします。「おでん」は、大正時代に関東から関西に伝わり、「関東だき」とよばれました。しかし、濃いしょうゆ味が好まれず、昆布のきいたかつおだしに、薄口しょうゆとみりんで味をつけた、薄味の関西風のおでんができました。ほかの地域でも土地にあった具を使い、いろいろなおでんがあります。給食は関西風のおでんです。残さずいただきましょう。
答えはマカロニです。イタリアではマッケローニと呼び、穴のあいた棒状のものをゆでる時に適当な長さに切って使います。
ヒント1・・わたしは小麦粉から作られます。
ヒント2・・わたしはイタリアで生まれました。
ヒント3・・わたしは穴があいていて筒の形をしているパスタです。
日本では短くて穴のあいたものや、貝殻の形をしたもの、リボンの形をしたもの、ひねったものなどもマカロニと呼んでいます。今日はマカロニをクリーム煮にしています。味わっていただきましょう。
今日は、「ちくわ」の話をします。室町時代、魚のすり身を竹の串に丸く棒のようにぬりつけてから焼いたところ、池や沼に生えている「がまのほ」に似ているものが出来、それを「ちくわかまぼこ」と呼ぶようになりました。しばらくして、木の板にのせた「板付きかまぼこ」が出来ました。丸い竹を抜いた切り口が竹の輪に似ているので「ちくわ」、板にのせたものを「かまぼこ」と区別して呼ぶようになったそうです。ちくわの磯辺揚げを味わっていただきましょう。
12月のめあて「冬の食生活について」の話をします。寒い冬を元気に過ごすためには、①充分な睡眠をとること②適度に体を動かすこと③バランスのとれた1日3回の食事をとることが大切です。ご飯やパンなどのエネルギーのもとになる食べ物と、肉や魚・卵・牛乳・大豆など体をつくるもとになる食べ物をしっかり食べると体を温めることができます。また、病気のもとになるウイルスや菌から体を守るために、野菜や果物の体の調子を整える食べ物も組み合わせて食べるようにしましょう。バランスよく食べて、元気に冬の寒さを乗り越えましょう。