第19回防災計画研究発表会


 平成30年7月豪雨令和元年度東日本台風、令和2年7月豪雨と3年連続で、広域にわたる豪雨災害が日本を襲いました。令和3、4年にも大きな被害につながらなかったものの全国で記録的短時間大雨情報が多数発表されました。また、熊本地震から7年以上がたち、次なる巨大地震災害の危機も高まる中、新型コロナウイルス感染症のような世界的流行への対応も加わり防災に係る課題は、これまで以上に多岐に亘りかつ複雑となりました。国難クラスの巨大災害では、産官学の連携だけにとどまらず、民間・個人も担い手と考えたガバナンスの構築が求められます。特に事前防災・BCP・災害対応・復旧復興において多様化するステイクホルダーが適切な備えや対応行動を取るためには、これまでの情報活用に加えて、AI技術を活用した先端的なデータサイエンス技法を用いた精度の高い短期予測を効果的に活用することが求めらます。

 本研究発表会では近年新たに取り扱えるようになったリアルタイム性の高いデータの利活用による次世代の減災社会形成に焦点をあて、地域防災に携わる土木工学建築学地学情報学心理学社会学などの研究者と災害対応を行う実務者が一同に集い 実践的・理論的な研究発表様々な視点から討議するとともに地域防災に関する今日的課題や今後の展開について議論する場とし 防災計画学の体系化を目指します

 またここで得られた知見が各地域に還元されることにより全国各地の地域防災力が向上することを期待しています 平常時から広く地域防災力に関する情報交換を行い研究上の課題を継続的に発見して対応しその成果を共有化するとともに 社会に還元していくためのネットワーク構築を目指しています

 防災計画地域防災システムに携わる多くの研究者・実務者に参加していただけると幸甚です


       聴講参加:当日参加も可ですが、運営上202497日(までに申し込みいただけますと幸いです。