第17回防災計画研究発表会
ー防災分野におけるオープンソースインテリジェンス(OSINT)創出と利活用推進ー
平成30年7月豪雨、令和元年度東日本台風、令和2年7月豪雨と3年連続で、広域にわたる豪雨災害が日本を襲っています。東日本大震災から10年、熊本地震から5年以上がたち、次なる巨大地震災害の危機も高まる中、新型コロナウイルス感染症の世界的流行が加わり防災・減災に係る課題は、これまで以上に多岐に亘りかつ複雑となりました。国難クラスの巨大災害までを見据えた際には、行政組織のマネジメントによる災害対応を超えて、被災者を含めた個人をも担い手と考えたガバナンスの構築が求められます。
本研究発表会では、地域防災に携わる土木工学、建築学、地学、情報学、心理学、社会学などの研究者と災害対応を行う実務者が一同に集い、 実践的・理論的な研究発表を行い、それらについて様々な視点から討議するとともに、地域防災に関する今日的課題や今後の展開について議論する場とし、 防災計画学の体系化を目指します。
また、ここで得られた知見が各地域に還元されることにより、全国各地の地域防災力が向上することを期待しています。 平常時から広く地域防災力に関する情報交換を行い、研究上の課題を継続的に発見して対応し、その成果を共有化するとともに、 社会に還元していくためのネットワーク構築を目指しています。
防災計画・地域防災システムに携わる多くの研究者・実務者に参加していただけると幸甚です。
日 時―――2022年9月25日(日)、26日(月)
場 所―――ハイブリッド開催
25日(日) 京都大学宇治キャンパス 連携研究棟3F大セミナー室+オンライン(ZOOM)
26日(月) 京都大学宇治キャンパス S-519D+オンライン(ZOOM)
宇治キャンパスへのアクセスはこちら
宇治キャンパス内の地図はこちら(連携研究棟は77番、S-519は本館5FのS棟にあります)
主 催―――国際総合防災学会(IDRiM Society),京都大学防災研究所
参加費―――無料
発表件数――30件程度
申込締切――研究発表:2022年9月5日(月)
聴講参加:当日でも可申し込み――下記のページより登録を行ってください
(オンライン参加の方には登録時にZOOMアドレスをお知らせします).
発表希望の方 こちら →募集は終了しました
聴講希望の方 こちら
プログラム 概要まとめてDL
9月25日(日)
10:20-10:30 ⾼⽊朗義 オープニング
セッション1 司会:⼤⻄正光(京都大学)
10:30-11:00 尹 笙安 火山降灰による道路機能障害の広域的経済被害評価と効率的復旧方法の提案 概要
11:00-11:30 石倉 智樹 富士山噴火降灰による交易および物流交通への短期的影響と高速道路復旧による効果 概要
11:30-12:00 神田 佑亮 大規模自然災害と交通輸送BCP〜平成30年7月豪雨の経験から〜 概要
12:00-13:00 昼食
セッション2 司会:畑山満則(京都大学)
13:00-13:30 伊藤 秀行 救援物資サプライチェーンの社会実装化を考える 概要
(産官学の連携による人材育成とネットワーク化)
13:30-14:00 塚井 誠人 平成30 年7 月豪雨被災者の避難心理プロセスの検証 概要
14:00-14:30 奥村 誠 津波避難計画における初期人口分布の影響分析手法 概要
14:30-14:45 休憩
セッション3 司会:杉浦聡志(北海道大学)
14:45-15:15 畑山 満則 避難行動分析評価プラットフォームの提案 概要
15:15-15:45 廣井 悠 リアルタイム型災害連鎖未来予測システムの検討 概要
15:45-16:15 宮川 祥子 在宅ケアと防災 概要
16:15-16:30 休憩
16:30-17:30 ⾼⽊朗義・畑⼭満則 全体討議(発表者を交えての討議)
9月26日(月)
ZOOMの接続情報は下記です。
ミーティングID: 860 3738 4892
パスコード: 998083
セッション4 司会:畑山満則(京都大学)
9:30-9:00 安藤 宏恵 相互依存性のあるインフラネットワークの損傷に対する脆弱性評価 概要
10:00-10:30 杉浦 聡志 ゾーン定義が取得情報に依存するゾーン間交通量推定手法 概要
10:30-11:00 河瀬 理貴 支援者と被災者の相互連携に基づく支援物資供給に関する研究 概要
11:00-11:15 休憩
セッション5 司会:⾼⽊朗義(岐阜大学)
11:15-11:45 磯打千雅子 地区防災計画制度における文書化の効果について 概要
11:45-12:15 岡田 夏美 防災教育における「主体性・対話性」を評価するための対話的評価手法に関する研究 概要
12:15-13:15 昼食
セッション6 司会:廣井慧(京都大学)
13:15-13:45 廣井 慧 SNSデータや通報データを使った時空間状態空間モデルによる氾濫水位の補正手法 概要
13:45-14:15 髙木 朗義 説明可能なAI(XAI)を用いた豪雨時の住民避難行動分析 概要
14:15-14:45 多々納裕一 気候変動と高潮リスク:ハザードの激甚化と人口減少を見据えた検討の必要性 概要
14:45-15:00 休憩
15:00-16:00 ⾼⽊朗義・畑⼭満則 全体討議(発表者を交えての討議)
16:00-16:10 クロージング