スマホカメラで撮った画像でフリーウェアによるDICを使えば、目の前ですぐに製品の変形が計測できます。これを構造解析の結果と比較することで、実験と解析の相互の精度向上と気づきが得られるはずです。各自の使い慣れたCAEツールを持ち寄って、ディスカッションや質問をしながらCAEに最も重要な経験値を上げる場になればと思います。
最近とくに使いやすくなったフリーの構造解析ツールであるPrePo Maxについてもレクチャーするので、CAEツールを持ち出せない人はPCのみ持参ください。
合わないのは実験系のせい?境界条件のせい?誤差はどの程度でどこからくるのか?次の実験の準備をしながら、計算結果を待ちながら議論しましょう。
会場:長岡駅徒歩6分
ミライエ長岡 5F スタジオB
参加費:無料
定員:最大10名程度
持ち物:PC、CAEソフト(任意)、DIC用カメラ(スマホなど)、カメラ固定用三脚(任意)、使用したい実験機材・部材(任意)
アジェンダ:
13:00~13:05 開催概要・テーマ説明 (幹事 工技総研片山・デジプロ研太田)
13:05~13:30 参加者自己紹介
13:30~14:00 PrePo Max解説 (工技総研片山)
14:00~14:30 DIC解説 (工技総研片山)
14:30~15:00 各自解析・検証・ディスカッション
15:00~15:15 休憩
15:15~16:30 各自解析・検証・ディスカッション
16:30~16:50 成果発表・コメント・質疑応答
16:50 閉会・後片付け
17:00~ 懇親会(任意参加)
準備予定の実験機材:
サンプル試験片(100円ショップ/meviy)、スマホ用三脚(Amazon)
ソフトウェアダウンロード先:
【PrePoMax】
https://prepomax.discourse.group/t/prepomax-website/2108
※現在、大学の環境が落ちているので臨時ページです
ひずみ計測(DICe、ParaView)
https://github.com/dicengine/dice/releases/tag/v2.0
https://www.paraview.org/download/
ひずみ計測2(ZEISS Correlate)
https://www.zeiss.co.jp/metrology/seihin/sofuto-ea/zeiss-inspect/correlate.html
※GPUを搭載した端末が必要
※フリーアドレスでのアカウント作成不可
熱流体解析の精度が確認できるシンプルな実験系を作ることを目的に、解析結果と比較しながら「熱流体解析」を議論しましょう。
どうすれば合うのか、計算時間が短くなる手法はないか、オプションの効果は?実験条件を変えてみたら?解析条件を変えてみたら?
知らなかった機能や手法・現象に出会うチャンスです。ソフトウェアやPCの進化で、昔はあきらめていた計算がいまは手軽にできるようになっているかも!?
この機会に熱流体解析の経験値をアップデートしましょう。
会場:神奈川県横浜市西区みなとみらい4丁目3-8
村田製作所みなとみらいイノベーションセンター
参加費:2000円(お弁当・実験機材)※途中入退室しづらい環境です
持ち物:PC、CAEソフト(任意)、使用したい実験機材・部材(任意)
アジェンダ:
10:00~10:10 開催概要・テーマ説明 (東日本会長 佐々木・幹事 太田)
10:10~10:30 参加者自己紹介
10:30~11:15 熱流体解析解説 (谷口)
11:15~12:00 解析・実験・グループディスカッション①
12:00~12:30 昼食
12:30~14:30 解析・実験・グループディスカッション②
14:30~15:00 中間発表
15:00~16:30 解析・実験・グループディスカッション③
16:30~17:30 最終発表・質疑応答
17:30 閉会・後片付け
18:00~20:00 懇親会(任意参加)
準備予定の実験機材:
金属片(meviy)、ヒートシンク(Amazon)、熱電対(理化工業様より借用)、放射温度計(Amazon)、ドライヤー、延長コード、USBヒーター(Amazon)、氷(コンビニ)
“揺れ”に着目しストロングでハイなタワーを目指します。
実験(ストロー模型)&解析(梁モデル)を使って振動に強くてなるべく高いストロータワーを設計します。
最後に、最終形状と最終形状に至ったアプローチを全体で共有し実験と解析の使いどころを考察します。
普段は画面の中のモデルと格闘することの多い私たちですが、シミュレーションと合わせた現物を作ることの難しさや、限られた時間内でのチームプレーがうまくいったときの楽しさをあらためて実感した1日でした。
チーム内でも小チームを作るなど状況に応じて役割を変えながら、最終的に実物3個と多数の解析モデルができ上がりました。
各チームのコンセプトや理論、解析手法、解析結果と現物の一致度、模型の製作方法のこだわりなど、議論と質問が続きました。経験値・立場・分野が違うからこそ飛び出す別角度の質問から思わぬ気づきを得ることも。
SOLIDWORKS Simulation,Inventor Nastran,Fusion,HiramekiWorksなど各自が持ち寄った複数のソフト間の違いも勉強になりました。
ベテランも初心者も管理職も教育担当も、それぞれの立場で今回も知識と経験を深められた良い機会になりました。
懇親会では他業種・他業界のより深い話も聞けて大変勉強になりました。
SBD利用技術研究会とは
SBD利用技術研究会は「CAEの利用技術向上」を目指すユーザーコミュニティです。研究会では所属会員の意向に合わせお悩み相談や事例紹介、新しい技術の共有など様々なテーマを扱っています。過去の会員数は100名以上です。
■ Give&Takeの精神で!
利用技術研究会は一方的な情報収集の場では無く、参加者がお互いに悩み事や成功・失敗の経験談を打ち明けて議論を活性化します。 「レベルが低いのでGiveができない…」と考える必要はありません。お悩みを共有していただくこと自体が大変貴重なGiveになります。気負わずご参加ください。
■ ユーザー主体のコミュニティ!
利用技術研究会はユーザーの、ユーザーによる、ユーザーのためのコミュニティです。実施内容はユーザー代表者による幹事会で企画しています。同じCAEの悩みをもつユーザーと交流し、情報交換できる貴重な機会になります。
■ 参加するメリットは?
SBD利用技術研究会に参加いただいた方に「今までCAEについて相談できる相手がいなかったが、利用技術研究会で同じ悩みをもったユーザーとコネクションを作ることができた」というコメントをいただいております。人脈形成、情報交換の場として大変好評いただいております。