誰でも使えるブロックプログラミングで
実機の油圧ショベルを動かす体験イベントを開催します.
この機会に是非ご参加ください!
信州大学で開発した重機制御用のブロックプログラミング環境を使って,実際の重機をプログラムから動かすことができます.
ブロックプログラミング環境には,子どもや初心者にもやさしいScratchを採用していますので,誰でも簡単にプログラムが書けます.
大人の方も,子どもの方も,未経験の方も是非チャレンジください.
時間:2024年10月12日(土) 10:00~ 15:30頃 ※現地予約制
一人あたりの所要時間は15分程度を予定
場所:信州大学 工学部
このイベントは,農業・防災サイバーフィジカルシステムを用いた新教育プログラムの創出に関する研究活動として実施しています.農業・防災サイバーフィジカルシステム(農防CPS)とは,重機を通してサイバー空間の力で農業と防災の課題を解決する取り組みであり,防災減災と日常の接続性の確保と,農業における機械の多用途化と自動制御に焦点を当てています.
地方の限られた予算では防災特化や災害時専用の配備が困難であり,忙しい日常生活の中で人々の災害危機感も薄れていく傾向にあります.また,災害復旧時には,重機オペレータ不足や,非常時用の機材の配備不足,自助努力の難しさや無力感の拡大などの問題があり,日常と非日常とをいかに強く結び付けていくかが課題となります.一方で,農業においては限られた予算の中で,特定作業特化型や期間限定使用の機械導入が困難であり,そのための技術習得の困難さや専門知識や訓練を要する問題があり,大型機械の多用途化や自動化の向上が課題となります.
このような防災と農業の問題を同時に解決する方法として,農防CPSを提案しています.サイバー空間における強力なデジタル情報処理能力を活用し,フィジカル空間における災害復旧や減災,農作業における問題を,重機をはじめとする大型機械をプログラムで自動制御することで解決することを目指しています.その第一歩として,未経験の方でも簡単に重機制御のためのプログラムを作成できる環境を開発しています.重機プログラミングの体験を通して多くの方に重機の力を感じてもらい,自己効力感の向上につながればと考えています.
本企画は,(一社)北陸地域づくり協会の研究助成事業により実施しています.