~自由な雰囲気と高い合格実績の研究室~
済美会研究室は中央大学学術研究団体連合会(通称「学研連」)に所属する、司法試験・法科大学院(ロースクール)の受験団体(研究室)です。室員は司法試験・法科大学院合格に向けて切磋琢磨しながら日々勉学に励んでいます。
以下では、済美会研究室の特徴を詳しくお伝えします。
創立年:1942年
法曹界のOB・OG:280名程度
所属室員数 62名(男31名/女31名)
室費 3000円~5000円/年(変動あり)
司法試験等
司法試験 17名
予備試験 2名
法科大学院
東京大学法科大学院 2名
九州大学法科大学院 1名
東北大学法科大学院 1名
神戸大学法科大学院 1名
慶應義塾大学法科大学院 6名
早稲田大学法科大学院 3名
中央大学法科大学院 7名
明治大学法科大学院 2名
入室すると、茗荷谷キャンパス地下2階にある研究室内の定席が各自に貸与されます。冷暖房が完備された研究室の快適な環境で5月からすぐに勉強を始められます。
済美会研究室には予備校本を含めた基本書や演習書、司法試験・法科大学院試験や学部試験の過去問、最新の法律雑誌など各種書籍・資料が豊富に揃っています。これらは室員であれば自由に借りたり、コピーしたりすることができます。また、書籍等は室員の希望によって随時追加購入されており、経済的にも受験勉強をサポートします。
済美会研究室では、新入室員ゼミや合格者ゼミのほか、択一対策ゼミなど、各種自主ゼミが盛んに行われています。これらへの参加は強制でなく任意です。
また、法職講座や法職茗荷谷研究室とも密接な関係にあり、室員の中でもゼミ会員として茗荷谷研究室のプログラムを有効活用している人がたくさんいます。2つの研究室を相互に利用することで、より効率よく学習を進めることができます。もちろん、予備校を利用している室員もおり、各人が自分にとって最適な学習スタイルを選んで勉強できる自由な雰囲気が済美会の大きな特徴となっています。
最難関国家資格試験とも言われる司法試験を突破するには、良い学習環境はもちろんのこと、共に合格を目指して勉強する良き仲間・ライバルも必要です。これは、予備校や独学では得られない、研究室ならではの特徴です。
済美会研究室はアットホームな環境なので、気軽に先輩と話したり、切磋琢磨しながら勉強したりすることができます。また、室員同士で教え合ったり議論したりすることもあり、司法試験合格に必要な法的思考力が鍛えられます。
済美会研究室をはじめ研究室の運営には多少の負担がつきものです。そのため、こうした古くからある研究室には義務が多くて大変なのではないかと思われるかもしれません。
しかし、済美会研究室には月に1回程度の簡単な掃除当番を除き、雑務は一切ありません。また、鍵当番制度やタイムカード制度などで室員に登室を強制させることも、新入室員のみに雑務を負担させるといったことも決してありません。そのため、雑務に縛られることなく勉強に思いっきり集中することができます。
済美会研究室の現在の室員は、主に2年生から4年生で構成されています。女性の室員も多く仲の良さも自慢の一つです。
また、1941年の創立から良き伝統を重んじながらも、自由な雰囲気で運営されているため、古くからの慣習に縛られることはありません。そのため、勉強の妨げになるとして心配されがちな上下関係を気にすることなく、気軽に研究室を利用できます。学年にとらわれないフレンドリーな関係で仲良く活動しています。
済美会研究室に入室すると、現在法曹として第一線で活躍されているOB・OGの方々の事務所を訪問したり、担当されている事件の裁判を傍聴したりするイベントが随時設けられています。このような機会では、普段我々が知ることができない実務の話を聞くことができます。
多くの優秀な先輩方が、法曹という職業に誇りを持って働いています。実際にそのようなOB・OGの方々と交流することによって、法曹という職業の実体像がより明確になり、合格への意思がより一層強固なものとなるでしょう。
情報交換会や司法試験合格者によるゼミ等、法科大学院進学後の室員のサポート体制も整っています。
また、済美会研究室をはじめ、研究室に入室するメリットは、在室時代にあるだけでなく、特にその合格後にもあるといわれています。
済美会研究室には、弁護士・検察官・裁判官の法曹三者にまたがる幅広いネットワークがあります。このOBネットワークは、かけがえのない人脈として、将来法曹になった時に大変役立ちます。
昨年度よりOB・OGによる直接指導が始まりました。司法試験に合格したばかりの先輩方に勉強方法を教えていただいたり、勉強や学業等について気軽に相談したりすることができます。