Vol.84
2021年08月02日発行
「EXCESS-HYBRIDⅡ / Parts CAM」 最新情報/Ver6.2 8月リリース
「Craft MILL 」情報(製品ページリニューアル )
「CAM-TOOL for NX」イベント情報
サポートからのお知らせ
※本号をPDFで見る(WEBページをPDF化しています)
「EXCESS-HYBRIDⅡ/PartsCAM 」最新情報 ~ Ver6.2 2021年8月リリース ~
使用頻度の高い形状編集、属性編集の操作性向上!!
~ 3DCAM 「Expand /CL編集」オプション搭載!! ~
レイヤ変更/線種変更
従来、 CADで頻繁に行われる「レイヤ変更」 や 「線種変更」の操作を 「穴形状」 に対して抑制していましたが、「穴作成コマンド」 を使用せずに操作可能となりました。対象形状によってコマンドの使い分けを行う必要がなく一般形状と穴形状を一度に編集する事ができます。
一括下穴 / 部品ばらし
従来、ワイヤカットの下穴作成は、各部品図上で 「一括下穴コマンド」 を使用する必要がありましたが「部品ばらし」 の際に一括して行う事が可能となりました。また、ワイヤカットの丸穴に対する処理として適切なアプローチ距離と角度を指定する事ができます。
ボディ属性設定
多数のボディが存在する図面において、ボディの 「名称」、「レイヤ番号」、「表示属性」 などを変更する場合、従来のツリー操作では目的のボディを検索する事が困難でした。「ボディ属性設定コマンド」 では直接ビュー上でボディを指示しての操作に加えリストから複数のボディに同一の属性を与える事も可能です。
フィレット/穴径編集
新たにソリッドボディの穴輪郭やシートボディのフィレット部が編集可能となりました。操作履歴の無いインポートボディの穴径を編集する場面やサーフェスボディのフィレット部を除去、変更する場面で、簡単に操作できます。
MC:リトラクト設定
オープンポケット加工などにおいて、対象形状毎にリトラクト設定が可能となりました。リトラクト対象外の移動距離を設定できるため、無駄な動作を抑制する事もできます。
MC:開輪郭複数回加工
開輪郭に対する複数回加工(ゼロカット)が可能となりました。アップカット、ダウンカットの双方向加工や最終パスのカット方向を指定できるため、刃物の逃げによって寸法精度が出ない場合や、バリ取りに有効です。
MC:視点切替え
従来の視点切替えは、第三角法に準じた切替え方法でしたが、CAMドキュメントでは、工具軸とビューのY軸を一致させた視点切替えが可能となりました。「NC確認」 や 「シミュレーション」 などの場面で加工者がイメージする視点での表現が可能です。
WC:ダイ2段階切り離し
ワイヤ放電加工のダイ加工において、ひずみ対策と有人運転時間を短縮するため 「ダイ2段階切り離し」 に対応しました。「切り離し量」 を設定する事で二回目の切り離し量を調整し、有人運転時間を最小化する事ができます。
「Expand」オプションモジュール
複数の3D曲面領域に領域線に沿ったパスを作成する 「複合面沿い」 や、水平面を自動検出してパスを作成する 「水平領域」など、 「隅取り」、「ペンシル」 を加えた、4つの新たな加工モード を 「Expand」 モジュールオプションとして新設しました。
「CL編集」オプションモジュール
3DCAM で出力されたパスの経路確認や情報表示は勿論、選択したパスの削除、コピー、アプローチの付替えなどの編集を行うことが可能です。加工現場で求められる高度なパス編集を行うことができます。
その他 機能強化対象項目
2D CAD機能
要素削除
応用四角
3D CAD機能
全ボディ表示
抜き勾配確認
見込み変形機能
ポイントマッチング
2D MC機能
応用四角
図形削除
面高さ定義
加工済み指定
MC割当/展開など
3D MC機能
隅取り加工
ペンシル加工
CL編集
2D WC機能
WC定義色設定
ポスト変換追加など
Craft MILL 製品情報
~ 製品ページリニューアル ~
デザイナー・設計者でも使える簡単な選択式オペレーション
Craft MILLは、設定が困難とされる工具・材料設定を、実験値を元にしたデータベースとして搭載しております。 そのため加工データを出力するまでの作業は、すべて選択方式となっており、誰でも安全値で簡単にご利用いただけます。 もちろんプロユース向けの詳細なパラメータ設定も用意しておりますので、高度な加工にも十分対応致します。
試作用途向け機能
Craft MILLは、モデルデータを加工するために必要な段取りを軽減する特殊な機能を搭載しております。 デザインや試作用モックアップ作成に対し、CAM内で段取りに必要な工程を設定・作成することができる為、 CADに戻って追加作業を行うことをせず、加工する事が可能です。
デジタルモールドNC(小ロット生産向けソリューション)
デジタルモールドNCは、デジタルモールド(樹脂型)に切削加工を加え成形する方法です。デジタルモールドの表面層を仕上げ加工することで、最終製品と同等レベルの寸法精度と意匠面を持つ成形品に仕上がります。 小ロット生産でも完成度の高い成形品ができる為、製造終了した製品の保守パーツ生産などにも対応が可能です。また、1000〜2000個の小ロット生産に対しても、強度が必要な部分にアルミ型を使用し、複雑で加工に時間のかかる部分をデジタルモールドにすることで、短時間で小ロット生産に対応することができます。
CAM-TOOL for NX 情報
~ Japan Machinery Technology Days 2021/パートナーセッションに協賛 ~
この度、弊社はシーメンスデジタルインダストリーズソフトウエア主催のオンラインイベント「Japan Machinery Technology Days2021」に協賛いたします。
「Japan Machinery Technology Days」は、日本における生産・工作機械業界が抱える製品開発の課題や将来の展望についてディスカッションすることを目的にしたイベントです。
昨今の不安定な情勢において、製造業はDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進を加速する必要に迫られています。一方、DXを推進するためにどこからはじめていいのか、何に投資をすればよいのかという課題を抱えている企業は少なくないのではないでしょうか。
弊社では、製造業のDXを支援するテクニカル・セッション に参加し、NXでの統一プラットフォームによる製造工程をより強固にするためのCAMモジュール「CAM-TOOL for NX」をご紹介します。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
名 称 :Japan Machinery Technology Days 2021
会 期 :2021年8月31日 (火)10:00 ~ 9月2日 (木)18:00
会 場 :オンライン
参加費 :無料(事前登録制)
主 催 : シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア
サポートからのお知らせ
夏季休暇のお知らせ
弊社では、誠に勝手ながら、2021年8月9日(月)~8月13日(金)の期間を夏季休業とさせていただきます。
2021年8月9日(月)~8月13日(金)
期間中の資料請求・お問合せは、8月16日(月)以降対応させていただきます。ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
緊急事態宣言に伴う在宅勤務対応のお知らせ
政府による緊急事態宣言再発令に伴い、東京支店、大宮支店、大阪支店において在宅勤務(テレワーク)を実施しております。そのため、お問い合わせ対応にお時間を要する場合がございます。大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。
Windows10 May 2021 Update(バージョン21H1)動作検証完了のお知らせ
このたび、Microsoft社より2021年05月18日(現地時間)に公開された Windows10 アップデート「Windows10 May 2021 Update(バージョン21H1)」へのCGS製品の対応、動作検証が完了いたしました。 バージョン21H1への更新をお控えいただいている(延期の設定をされている)お客様はこれを解除いただき、Windowsアップデートを行っていただきますようお願いいたします。 また、弊社各ソフトウエアは最新版をご利用いただきますようお願いいたします。
詳細は各製品のサポートサイトをご確認ください。
CAM-TOOL サポート情報
V17.1機能紹介資料&動画を7月8日にアップしました。
Tooling DB「ダイジェット工業社/MOLDINO社/ユニオンツール社」のカタログを更新しました。
修正版「CAM-TOOL_V17.1.3.2」を7月20日にリリースしました。
V17.1対応「NX Import」を7月20日にリリースしました。
EXCESS-HYBRIDⅡ / PartsCAM サポート情報
最新版「V6.2」は、8月末にバージョンアップキットとしてお届けします。
最新版「V6.2」新機能動画の配信を予定しております。
CG Series サポート情報
「SOLIDWORKS2021対応版」V-UPキットを5月26日に発送いたしました。
AIQ サポート情報
最新版「V14.1」機能概要書を7月30日にアップしました。
最新版「V14.1」バージョンアップキットを発送いたしました。