2025年11月06日発行
メカトロテックジャパン2025/MECT2025 ご来場お礼
MECT2025レポート/旋盤モジュールのご紹介
AIQ導入事例(穴田鉄工所様)のご紹介
展示会情報
サポートからのお知らせ
※本号をPDFで見る(WEBページをPDF化しています)
10月22日(水)から25日(土)の4日間、「ポートメッセなごや」にて開催された「メカトロテックジャパン2025/MECT2025」におきまして、ご多忙の折にもかかわらず弊社ブースにお立ち寄りいただき、 誠にありがとうございました。おかげさまで、多数の関係企業の皆様にご来場いただき、盛況のうちに幕を閉じることが出来ました。
製品をご紹介させていただくにあたり、十分にご満足いただけなかった部分もあったかとは存じますが、何とぞご容赦ください。 会場で対応させていただくことができなかったご要望、ご質問等がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡いただけますようお願いいたします。
<出展製品>
~ EXCESS-HYBRIDⅡ/PartsCAM TURNING(旋盤)モジュール 2026年リリース ~
2026年、EXCESS-HYBRIDⅡ/PartsCAMは、これまでの2D/3Dミーリング加工、穴あけ、ワイヤ放電加工に加え、新たに旋盤加工機能(TURNINGモジュール)を搭載し、真の「ALL-IN-ONE」CAMシステムへと進化します。
これにより、金型設計・部品設計からプレート加工、さらには複合加工までを一貫してカバー。工程間のデータ連携をシームレスに行うことで、設計から製造までのプロセスを大幅に効率化します。多様化・高精度化が求められる現場において、より柔軟で生産性の高いものづくり環境を実現します。
TURNINGモジュール 2026年リリース
旋盤加工
旋削加工において、荒取り・仕上げ・溝切り・ねじ切り・突っ切り・中ぐりなど、NC旋盤に対応した多様な加工プログラムを簡単な操作で作成できます。効率的な加工工程設計をサポートし、生産性と精度の両立を実現します。
ミーリング加工
ミーリング加工では、MCライセンスとの併用により、穴あけ・ポケット・溝・面取りなどの各種ミーリング加工プログラムを、従来の操作性のままスムーズに作成できます。旋盤加工との組み合わせにより、複合加工の効率化と高精度化を実現します。
B軸割り出し加工
B軸割出しに対応したプログラム作成が可能です。さらに、端面方向の極座標補間(XC軸加工)や側面方向の円筒補間(ZC軸加工)にも対応し、多様な複合加工を効率的に実現します。
溝切り加工
溝切り加工では、曲面を含む複雑形状にも対応可能です。切りくず処理に効果的な分割切り込み(ペッキング)や、溝底面でのドゥエル、バックオフなど、多彩な制御機能により安定した高品質加工を実現します。
ねじ切り加工
ねじ切り加工では、切り込み量を「切り込み量一定」または「切削量一定」から選択でき、加工条件に応じた最適な制御が可能です。さらに、切り込み方法として「両刃切込み」「片刃切込み」「千鳥切込み」を選択できるため、工具負荷や仕上がり品質に応じた柔軟な加工設定を実現します。
マシンシミュレーション
マシンシミュレーション機能を標準搭載。CLデータをもとに、機械構造物・ホルダ・ワーク間の干渉を自動でチェックできるため、プログラム検証の精度を高めながら、事前確認にかかる時間を大幅に短縮します。
機械設定・加工パターン設定
機械設定・加工パターン設定では、各機械の軸構成や登録工具、加工工程を事前に定義する必要がなく、CAM操作中に柔軟に登録・設定を行うことができます。これにより、機械や加工内容の追加・変更にもスムーズに対応可能です。
「TURNING(旋盤)モジュール」を使用した部品加工サンプルをご紹介します。
本モジュールでは、2D/3DのCADデータを基にCAM上で旋盤加工用ツールパスを生成でき、ストック形状を考慮した最適なパス作成や高精度なシミュレーションにも対応します。これにより、CADデータを最大限に活用した効率的で高精度な加工が可能です。
本サンプルでは、端面加工、中心穴あけ、外径・内径加工、ねじ切り、溝加工などの旋盤加工に加え、C軸による穴あけや極座標補間を用いたエンドミル加工も実施。さらに、MCモジュールの位置決め機能を併用することで、複合加工機への対応も可能となっています。
材質:A7075 φ50 x 90(自転車ハブ) / φ60 x 150(シャフト)
機械: DuraTurn2050
自転車ハブ&シャフト(MECT2025 展示より)
~ 属人化から脱却し、受注・在庫・工程・品質・原価管理を次のステージへ ~
属人化を解消し、生産管理の最適化を実現!
自動化と一元管理で効率的に在庫運用!
工程管理の進捗精度と納期対応力を強化!
品質・原価・収益管理の高度化を実現!
株式会社穴田鉄工所は、1950年に釦(ボタン)機械の製造から事業をスタートし、地元・香川県さぬき市の地場産業を支えるメーカーとして発展してきました。産業構造の変化にあわせて事業領域を転換し、現在では建設機械部品を中心とする金属機械加工を主力としています。70年以上にわたる柔軟な対応力と誠実なものづくりは、確かな信頼と豊富な実績につながっています。同社の大きな強みは、長尺・大径の軸加工技術です。汎用旋盤からCNC複合旋盤まで幅広い設備を駆使し、精度と品質を両立。また、切削・溶接・研磨・塗装までを社内で一貫して対応できる体制を整え、焼入れやメッキといった表面処理についても協力企業との連携によりワンストップで提供しています。これにより、試作から量産、小ロットまで柔軟に対応するとともに、品質の一元管理や納期短縮を実現しています。2019年には大石ホールディングスに参画し、経営資源とネットワークを拡充。スピーディかつ多様な製品ニーズに応える体制を強化しました。さらに、お客様との密なコミュニケーションを通じて最適な加工提案や工程設計を行い、「信頼できるパートナー」としての存在感を一層高めています。
同社では、建設機械用クレーン部品が売上の約6割を占める一方、印刷機や工作機械、自動車の駆動系を支える精密部品なども手掛けています。月間で約300種類もの製品を受注しており、試作から多品種小ロット、さらには量産加工まで、多様な部品に対応しています。そのため、生産計画の策定や進捗管理、部品在庫の管理は極めて重要な業務となっていました。
こうした背景のもと、同社は2024年8月に工程管理システム「AIQ(アイク)」を導入し、生産管理の抜本的な改革に着手。本記事では、導入に至る経緯や、導入前に抱えていた課題、そして導入によって得られた効果について、取締役工場長の山本裕章氏(以下、山本工場長)および生産管理部の松村慎吾氏(以下、松村氏)にお話を伺いました。
取締役工場長 山本 裕章 氏
機械設備は50台におよぶ(写真:大型ターニングセンタ)
手作業と属人化が招く課題とデジタル化の歩み
山本工場長:『当社では、NC旋盤、NC複合機、マシニングセンター、溶接機、円筒研削盤など多様な設備を約20名の現場作業員が稼働させています。しかし、生産管理の仕組みは依然として手作業に大きく依存しており、熟練技術者1名の勘と経験に基づく運用が中心でした。その結果、生産進捗の可視化が進まず、ベテラン技術者の知見も十分に体系化されないまま、技術の属人化が深刻化していました。加えて、現場の高齢化が進むなかで退職が迫る人材も存在しており、技術継承の遅れは経営に直結するリスクへと発展。将来を見据えた持続可能な生産体制の構築が喫緊の経営課題となっていました。』
こうした状況を打破するため、同社は以前、デジタル化を推進する目的でカスタムオーダーによる生産管理システムを導入しました。しかし、・・・・
続きは以下PDFで。
《 会社概要 》
会社名 :株式会社 穴田鉄工所
代表取締役 :大石 憲一
所在地 :〒761-0902 香川県さぬき市大川町富田中3188-4
電話・Mail :0879-43-3575 / info@anada-iw.co.jp
事業内容 :建設機械用部品製造、印刷機用部品製造
プラント機械用装置部品製造、船舶用部品製造
会期:11月14日(金)~15日(土)
主催:どてらい市事務局
会場:グランメッセ熊本
住所:熊本県上益城郡益城町福富1010
詳細:事前申し込みはこちら
会期:11月14日(金)~15日(土)
主催:どてらい市事務局
会場:ビッグパレットふくしま
住所:福島県郡山市南2-52
詳細:事前申し込みはこちら
会期:11月18日(火)
主催:株式会社コクサイHD コクサイ事業本部
会場:どんぐりの館
住所:長野県飯田市上郷飯沼3462番地
詳細:ご案内状
Windows11 2025 Update(25H2) 大型アップデートについて
この度、米Microsoft社よりWindows11の大型アップデート「Windows11 2025 Update(25H2)」が9月30日(米国現地時間)にリリースされました。現在、弊社では本バージョンでのCGS製品の動作検証を行っております。 検証が完了し次第ご案内致しますので、CGS製品のご使用中または、ご検討中のお客様は、「Windows11 2025 Update(25H2)」へのアップデートはお控えいただきますようお願い致します。
詳細は各製品のサポートサイトをご確認ください。
CAM-TOOL サポート情報
修正版「V21.1.10.1」を10月20日にリリースしました。
MOLDINO社 超硬ねじ切りカッタシリーズ用カタログデータ(CSV)修正版を10月29日にリリースしました
EXCESS-HYBRIDⅡ / PartsCAM サポート情報
修正版「V10.1.4.1」を11月12日にリリースを予定しています。
CG Series サポート情報
SW2025 SP3.0対応 CG CAM-TOOL修正版を10月6日にリリースしました。
AIQ サポート情報
更新情報はありません。