2025年05月01日発行
CG Series 最新情報「SOLIDWORKS® 2025対応 機能拡張版」(5月リリース)
CAM-TOOL V21.1 無料バージョンアップ説明会開催
JIMTOF2024レポート/CAM-TOOL加工事例
INTERMOLD2025 協賛出展レポート
展示会情報
サポートからのお知らせ
※本号をPDFで見る(WEBページをPDF化しています)
設変確認
選択するモデルファイルのコンフィギュレーションの指定が可能となり、部品内にコンフィギュレーションが存在するファイルと比較する場合に有効です。また、同一ファイルの別コンフィギュレーションの比較も可能です。
境界面検索
閉じたエッジ群や面群で区切られた範囲の面を選択セットとして作成します。選択セットを指示し、面色変更などのコマンドで使用することができます。
加工穴作成
加工穴の「お気に入り」登録において「加工基準面」にモデルの仮想平面を登録することが可能となりました。これにより「お気に入り」データをより汎用的に使用することができます。
※仮想平面:モデル最大ボックスの最大/最小XYZ
マーク作成
図面上のピンや穴にダウエルピン記号を自動で作成することが可能となりました。エジェクタピン・パイロット・ノックピンを対象にダウエルピン記号が作成されます。
固定キー
既に「キー溝」が存在する部品に固定キーの配置が可能となりました。パンチ・曲げ・成形部品以外の部品にも固定キーが配置できます。また、標準で提供していたマスタを溝深さごとに分割したマスタに変更しました。
コアピン作成
選択スケッチの内容により、丸コアピン / 角コアピンの作成が可能となりました。角コアピンはボディ属性に形状のR位置を含めた発注コードを付加します。
スライド部品作成
ミスミ標準部品 SLFK5AZ とアンギュラピンの方向違いのスライドレイアウトタイプを追加しました。また、レイアウトタイプの表示 / 非表示やスライドレイアウトの位置移動を容易に操作できるよう機能強化しました。
アンギュラ逃がし作成
スライド側にアンギュラピンが取り付けられる場合の逃がし穴作成が可能となりました。
傾斜部品/スライド部品
ツール/オプション/名称設定/型構造支援に傾斜部品アセンブリの名称設定を新設し、傾斜部品とスライド部品作成時にアセンブリファイル名称と部品ファイル名称の指定が可能となりました。
このたび、CAM-TOOLオペレータの方を対象に最新バージョンVer21.1をご紹介する「無料バージョンアップ説明会」を開催いたします。是非、ご参加ください。なお、セミナーにご参加できない方々につきましても、今後、V-UP説明資料・解説動画をサポートサイトでご案内させていただきますのでご活用ください。ご参加対象は、原則として主催(支店)が担当させていただくお客様となりますので予めご了承ください。
東京支店
【 日程 】7月11日(金)/ 8月4日(月)/8月28日(木)
【 時間 】午前の部(09:30~12:00) or 午後の部(13:30~16:00)
【 定員 / 対象 】15名 / 東京支店・松本営業所管轄のお客様
大宮支店
【 日程 】7月23日(水)/ 8月26日(火)
【 時間 】午前の部(09:30~12:00) or 午後の部(13:30~16:00)
【 定員 / 対象 】15名 / 大宮支店・東北オフィス管轄のお客様
名古屋支店
【 日程 】 6月26日(木) / 7月23日(水)
【 時間 】13:30~16:00
【 定員 /対象 】15名 / 名古屋支店管轄のお客様
大阪支店
【 日程 】 6月30日(月)/ 7月30日(水)/ 8月29日(金)
【 時間 】13:30~16:30
【 定員 /対象 】15名 / 大阪支店管轄のお客様
九州支店
【 日程 】 7月18日(金)
【 時間 】13:30~16:00
【 定員 /対象 】15名 / 九州支店管轄のお客様
※オンライン形式ご参加について
本セミナーは「Microsoft Teams」を使用します。
お申し込み受付完了後に「招待メール(受講用URL)」をお送りいたします。ご確認の上、当日までに準備お願いいたします。
内容の録画、録音、撮影については固くお断りさせていただきます。
東京支店
【 日程 】7月28日(月)/ 8月19日(火)
【 時間 】13:30~16:00
【 会場 】東京本社 講習ルームA
【 定員 / 対象 】4名 / 東京支店・松本営業所管轄のお客様
大宮支店
【 日程 】6月25日(水)/ 7月4日(金)/ 8月1日(金)/ 9月25日(水)
【 時間 】午前の部(09:30~12:00) or 午後の部(13:30~16:00)
【 会場 】大宮支店 講習ルーム
【 定員 / 対象 】4名 / 大宮支店・東北オフィス管轄のお客様
名古屋支店
【 日程 】6月18日(水)/ 7月16日(水)
【 時間 】13:30~16:00
【 会場 】名古屋支店 会議室
【 定員 /対象 】14名 / 名古屋支店管轄のお客様
名古屋支店/富山
【 日程 】7月10日(木)13:30~16:00 / 7月11日(金)09:30~12:00
【 会場 】砺波文化会館 2F 視聴覚室
【 定員 /対象 】15名 / 名古屋支店管轄のお客様
大阪支店
【 日程 】6月26日(木)/ 6月27日(金)/ 7月28日(月)/ 7月29日(火)
【 時間 】13:30~16:30
【 会場 】大阪支店 講習ルーム
【 定員 / 対象 】6名 / 大阪支店管轄のお客様
九州支店
【 日程 】7月4日(金)/ 7月25日(金)
【 時間 】13:30~16:00
【 会場 】九州支店 会議室
【 定員 / 対象 】6名 / 九州支店管轄のお客様
~ CAM-TOOL 加工事例 ~
本事例は、超精密マシニングセンタとPCDエンドミルを用いて、虹目現象の抑制を目指した鏡面加工の取り組みです。近年、鏡面金型の製作においては、熟練技術者による手仕上げの技術継承と、安定した品質の両立が大きな課題となっています。こうした背景から、機械加工による鏡面仕上げが改めて注目されています。マシニングセンタの高精度化が進む一方で、PCDエンドミルを用いた加工では、工具特性に起因する微細な加工痕が「虹目」として表れることがあり、特に高い面品質が求められる金型製作において課題となっています。本事例では、自由曲面上に配置された各種ロゴを、段差5μmで浮かし彫りにする加工において、ロゴデザインを損なわず、かつ鏡面に仕上げることを目標としました。NCデータの精度と加工機の追従性を維持しながら、切削点を極力一定に保つため、同時5軸制御による加工を採用しました。
その結果、虹目の発生を最小限に抑えた鏡面仕上げを実現することに成功しました。
手仕上げによる鏡面仕上げ
研磨剤やバフを用いて手作業で研磨を行う場合、研磨方向や加える圧力が微妙に変化するため、表面にはランダムな微細傷が形成されます。
これらのランダムな傷により、入射した光は様々な方向に拡散され、虹目の発生を抑えた均質な鏡面仕上げとなります。
マシニングセンタによる鏡面仕上げ
一方、機械加工では工具の回転や送り方向が一定であるため、表面には規則的な加工痕が形成されやすくなります。このような規則的な痕は、プリズムのように光を特定の方向に分光し、「虹目」として鏡面上に現れる原因となります。さらに、本事例のように曲率が連続的に変化する自由曲面を固定3軸動作で加工した場合、加工痕がハイライトラインに沿って揃いやすく、虹目がより顕著に発生することが検証により確認されました。
鏡面部CBN中仕上げ / 走査線往復切削
(工具先端から25°付近が一定に接触するよう5軸変換)
鏡面部PCD仕上げ / 走査線片道切削
(工具先端から25°付近が一定に接触するよう5軸変換)
3D光学式プロファイラーNexviewNX2 (Zygo) 粗さ測定結果
同時5軸切削においても Ra Sa共にシングルナノ を実現 !!
~ 工程管理システム「AIQ」を協賛展示 ~
このたび、弊社は、2025年4月に東京ビッグサイトで開催された金型加工技術の専門展示会「INTERMOLD2025」において、安田工業株式会社様のブースにて、当社の工程管理システム「AIQ」を展示させていただきました。
多くの来場者の皆様にお立ち寄りいただき、「AIQ」のリアルタイムな工程進捗管理機能や、データを活用した生産効率の可視化といった特徴について、高い関心とご評価をいただくことができました。とりわけ、現場の生産性向上に直結するダッシュボード機能や、設備稼働状況の一元管理に関する具体的なご質問も多数寄せられ、現場ニーズにマッチしたソリューションであることを改めて実感いたしました。
また、5月13日から14日に開催される安田工業株式会社様主催の「YASDA Private Show 2025」にも、当社は協賛出展を予定しております。本イベントでも、「AIQ」をはじめとした当社ソリューションの活用シーンをご紹介し、皆様の課題解決に貢献できるよう努めてまいります。
今回の出展を通じて、今後さらに多くのお客様の現場課題に貢献できるよう、引き続き機能強化・サポート体制の充実を図ってまいります。
ブースにご来場いただいた皆様、そして貴重な機会をご提供くださった安田工業株式会社様に、心より御礼申し上げます。
今後とも、当社の「AIQ」にご期待ください。
CAM-TOOL サポート情報
「SOLIDWORKS2025対応インポート/エクスポート」アドインは5月9日にリリース予定です。
新版「V21.1」のバージョンアップキットは5月7日以降に各支店より発送いたします。
V22.1(2026年春リリース予定)に向けたIntelCPU制限に関して4月7日にご案内しました。
EXCESS-HYBRIDⅡ / PartsCAM サポート情報
修正版「V10.1.2.1」を5月1日にリリースしました。※本バージョンより「SOLIDWORKS2025」及び「CAM-TOOL V21.1」の読み込みに対応しました。
CG シリーズ サポート情報
最新バージョン「SOLIDWORKS2025 SP1.2 機能拡張版」のバージョンアップキットは5月末に本社(東京)より発送いたします。
AIQ サポート情報
アップデートはありません。