Vol.101

2023年11月2日発行

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「メカトロテックジャパン2023/MECT2023 」ご来場お礼

2023年10月18日(水)~21日(土)

1018日()から21日()の4日間、ポートメッセなごやにて開催された「メカトロテックジャパン2023におきまして、ご多忙の折にもかかわらず弊社ブースにお立ち寄りいただき、 誠にありがとうございました。おかげさまで、多数の関係企業の皆様にご来場いただき、盛況のうちに幕を閉じることが出来ました。

製品をご紹介させていただくにあたり、十分にご満足いただけなかった部分もあったかとは存じますが、何とぞご容赦ください。 会場で対応させていただくことができなかったご要望、ご質問等がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡いただけますようお願いいたします。

<出展製品>

ワークショップ(AIQのご紹介)

CGSブース

CAM-TOOL「機上計測 モジュール」のご紹介

~ 測定の効率化と品質向上を実現~ 

この度、CAM-TOOLご利用の方、CAMシステムをご検討の方を対象にWEBセミナーを開催いたします。

高品質な金型を製造するために、加工プロセスにおける品質の安定(工程間の精度保証)は重要です。 「機上計測」モジュールは、CAM-TOOL上でタッチプローブを用いた機上計測用のNCデータを作成する事で現場の省力化・自動化を支援します。 

セミナーでは機能概要とお客様「ヤマハ発動機株式会社様」の運用事例をオペレーションを交えてご紹介します。

是非ご参加賜りますようお願い申し上げます。

<開催要項>

CAM-TOOL海外導入事例

ポルトガルの射出成形金型メーカーSEDLOMが、CAM-TOOL導入により金型製造の工程を20%改善!!

SEDLOMは1978年にポルトガルのマリニャ・グランデで設立され、主に高精度のプラスチック射出成形用金型の設計・製造に特化している会社です。生産される金型は、ライトをはじめとする自動車部品、パッケージ、家電製品、電子機器用などで、それらの90%はヨーロッパや北米向けに輸出されています。同社のモットーは、顧客の生産時間、効率、品質の向上にコミットすることです。そのため、"オークマ社"のハイスペック5軸CNC工作機械(MU-6300V)などの先進的な設備を導入し、高品質な金型を短納期で顧客に納めています。

厳しい面精度が要求される金型製作

SEDLOMでは、対象とする金型に応じて、数種類のCAMソフトウェアを使い分けています。特に、焼入れ鋼(52~62HRC)の加工や高い面粗度(Ra)が要求される金型の製作にはCAM-TOOLを使用しており、中でもとりわけ厳しい面精度が要求される代表例のひとつが自動車ライト用の金型製造です。

実際、同社が手がける自動車ライト用の金型は、厳しい面精度が要求されます。切削加工後の磨きが許可されている金型の場合、"Ra:3μ〜4μ"程度の面精度が要求されますが、磨きが許可されていない金型の場合、切削加工のみで"Ra:1.5μ〜2μ"の面精度に仕上げる必要があります。このような精密な金型を製作するためには、ハイエンドのCNC工作機械や工具だけでなく、高精度なツールパスが必要となります。CAM-TOOLは、その独自の演算アルゴリズム(サーフェス演算)により、このような自動車ライト用金型製作の要求にも応えるツールパスを生成することが可能です。

左:磨きなしで"Ra:1.5μ〜2μ"の金型面精度が要求されるリフレクターの一例 / 右:導光板(ライトガイド)の一例

左:Cláudio Santos氏 (CAM-TOOLエンジニア)  /  右:Octávio Jesus氏 (プロダクションマネージャー)

CAM-TOOL導入によるメリット

SEDLOM が CAM-TOOL を使用する以前は、他社の CAM システムを使用しており、切削工具の動作が不安定でオーバーカットが発生し、仕上げ面に悪影響を及ぼしていました。また、切削工具の本数や加工時間も節約したいと考えていました。そんな折、プロダクションマネージャーのOctávio Jesus氏の知人の紹介でCAM-TOOLを試用したところ、高品質なツールパスにより金型製造の改善が確認できたため、CAM-TOOLの導入を決断しました

以下は、プロダクションマネージャーのOctávio Jesus氏のコメントです。



CAM-TOOL導入当初、特に工程改善に貢献した加工モードは、"走査線領域加工"、"等高線仕上げ加工"、"取り残し加工"などで、結果として、金型製作工程の時間短縮や仕上げ面品質の向上だけでなく、切削工具の寿命も15%向上しました。その後、”5軸加工”機能も追加し、こちらも大いに役立っています。

また、金型製作工程の時間短縮と表面品質の向上により、よりレベルの高い金型製作を新たに受注できる余裕も生まれました。これにより、さらに金型の内製を増やすことができたこともCAM-TOOL導入による大きなメリットとなりました。

CAM-TOOLには様々な加工モードや機能が搭載されています。お気に入りの加工モードは、複雑な面の仕上げ加工に重宝する”面沿いオフセット加工”、お気に入りの機能は”5軸パス自動変換機能”です。どちらもシンプルで使い易いです。

CAM-TOOLの正確で精度の高いツールパスと多彩な機能により、他のCAMシステムと比較して、仕上がり面の向上、加工時間の短縮、切削工具の長寿命化によるランニングコストの削減など、多くのメリットを得ることができました。

今後は射出成形金型だけでなく、ダイカスト金型、プレス金型、部品、試作金型など、様々な製品に挑戦していきます。

これらの結果はあくまで総合的なものであり、実際には個々の金型形状によって異なります。

“オークマ社” MU-6300V 5軸加工機)

“面沿いオフセット加工” (画像はイメージです。

SEDLOMの紹介

SEDLOMは、経験豊富で様々な資格と専門性を備えた40人のメンバーで構成されるチームを誇りとしており、彼らの知識の絶え間ない更新と強力なチームスピリットに投資しています。

ミッション

SEDLOMのミッションは、顧客の要望に応え、高品質で信頼性の高い金型を製造することです。常に卓越性を追求し、有能で意欲的なチームを編成し、最高の材料、設備、方法、生産工程を駆使しています。各プロジェクトの要件を厳格に満たすことで、顧客の期待に応えることを追求し続けています。また、効果的なソリューションと透明性の高いコミュニケーションを提供することで、長期的なビジネス関係を築くための革新を続けています。

ビジョン

SEDLOMは、金型製造の卓越性と信頼性で評価されることを目指します。

バリュー

卓越性、透明性、コミットメント、革新性、厳格性。


Empenhada na melhoria dos tempos de produção, aposta na eficiência e qualidade. 

(生産時間の改善、効率と品質を追求することにコミットします。)

SEDLOM - Sociedade de Moldes de Precisão, Lda.

ビジネス情報「マイナビTECH+」掲載

~ C&Gシステムズの「AIQ」が製造DXを加速させる ~

この度、日本HP社協賛の下、最新のITとテクノロジーに関する最新ニュースやレポート、セミナー情報などを発信するビジネス情報メディア「マイナビテックプラス」において生産管理システム(AIQ)をご紹介いただきました。

モジュール型の生産管理システムで段階的な導入を実現!!

働き手不足と属人化が課題の製造業においてデジタル技術の効果的な活用が急務に

ローバル化が進む製造業においても、DXの波は押し寄せている。デジタル技術を効果的に活用して業務効率化や生産性向上を実現しなければ、競争力を維持することは困難。労働人口の減少に伴う働き手不足が深刻化し、製造現場においてもベテラン技術者の高齢化が進んでいる状況のなか、熟練者の経験とスキルに依存してきた業務の見直し、いわゆる属人化の解消も喫緊の課題といえる。

 こうした課題を解決するには、業務のデジタル化、すなわち生産管理システムの導入が効果的だが、紙ベース、Excelベースの作業が根強く残る製造現場において、業務プロセス全体を一気にデジタル化するのは非常に困難なミッションとなる。変化を厭う“日本のモノづくり”における企業風土や、利益増大に直接関与しない管理系システムの刷新に対して予算を確保しづらい現状を鑑みれば、導入のハードルが高いのもうなずける。製造DXの重要性は認識しているものの、本格的に着手できないままでいる製造業者も少なくないはずだ・・・・・続きは以下よりご確認ください。

展示会情報

第35回 福島どてらい市

徳島 DISCOVERY MESSE 2023

METALEX 2023

主催者サイト:https://www.metalex.co.th/ 

サポートサイトからのお知らせ(CGS Customer)

Windows11 2023 Update(23H2) 大型アップデートについて

この度、米Microsoft社よりWindows11の大型アップデート「Windows11 2023 Update(23H2)」が10月31日(米国現地時間)にリリースされました。現在、弊社では本バージョンでのCGS製品の動作検証を行っております。 検証が完了し次第ご案内致しますので、CGS製品のご使用中または、ご検討中のお客様は、「Windows11 2023 Update(23H2)」へのアップデートはお控えいただきますようお願い致します。

詳細は各製品のサポートサイトをご確認ください。

CAM-TOOL サポート情報

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EXCESS-HYBRIDⅡ / PartsCAM サポート情報

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CG Series サポート情報

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AIQ サポート情報

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