「休眠預金」とは、長い間使われていない預金のことで、社会の課題を解決するために活用できる大切な資金です。
私たち新座子育てネットワークは、この休眠預金を活用し、埼玉県内で困難を抱える子どもたちを支える団体を応援する「資金分配団体」として選ばれました。
今回、私たちが取り組むのは「多様な子どもたちのための持続可能な居場所づくり@埼玉県」事業です。これは、子どもたちの多様なニーズに対応できる居場所を地域に根付かせ、子どもたちが安心して過ごせる場所を増やすための取り組みです。
私たちは、2020年から3年間、実行団体として地域の居場所づくりとネットワークづくりに尽力してきました。この経験を活かし、今度は資金分配団体として、地域の居場所づくりを力強く後押ししていきます。
※休眠預金等活用についての解説は https://www.janpia.or.jp/kyumin/ をご覧ください。
この仕組みは、お金の流れを透明にし、本当に必要としている団体に確実に届けるために、3つの役割に分かれています。
1.指定活用団体(JANPIA)
休眠預金を管理し、私たちのような資金分配団体に助成を行う団体です。
2.資金分配団体(新座子育てネットワーク)
JANPIAから助成を受け、実際に子どもたちを支援する団体(実行団体)を選び、活動をサポートします。
3.実行団体
資金分配団体から助成を受け、子どもたちのために地域で活動する団体です。
私たち新座子育てネットワークは、JANPIAと連携しながら、埼玉県内で子どもたちの支援に取り組む実行団体を募集し、
助成金と活動のサポートを提供します。
資金分配団体の役割「地域の課題を解決する架け橋」
私たちの役割は、地域の課題を深く理解し、解決のために活動する実行団体を見つけ、支援することです。
⚫︎地域の課題を調査し、どのような支援が必要かを見極めます。
⚫︎効果的な支援プログラムを計画し、実行団体を公募します。
⚫︎選ばれた実行団体に助成金を渡し、活動が効果的に展開されるようにサポートします。
⚫︎団体の運営基盤を強化するためのアドバイスを行います。
⚫︎地域とのネットワークづくりを支援します。
⚫︎広報活動のサポートを行います。
⚫︎新たな資金調達の支援を行います。
私たちは、実行団体の皆さんが地域で自立し、持続的に活動できるよう、共に歩んでいくパートナーでありたいと考えています。
実行団体の役割 「現場の声から社会を変える」
実行団体の皆さんは、地域の中で子どもたちが抱える課題を見つけ、解決するために活動します。
その活動は、単に目の前の子どもたちを支援するだけでなく、社会全体の課題解決に繋がる重要な役割を担っています。
1. 地域の課題を可視化する
行政の支援が届きにくい子どもたちや、制度の狭間にいる子どもたちの現状を把握し、課題を明確にします。
2. 効果的な支援を実践する
休眠預金を活用し、子どもたちの学習支援や居場所づくり、貧困問題への取り組みなど、地域の実情に合わせた支援を行います。
3. 社会への提言を行う
活動を通して得られた現場のニーズや課題、解決策などを、私たち資金分配団体やJANPIAに共有することで、制度改善に貢献します。
実行団体の皆さんの活動は、子どもたちの未来を地域から支えるだけでなく、社会全体をより良くするための貴重な情報源となります。
私たちは、皆さんの活動を全力でサポートし、共に子どもたちの未来を拓いていきたいと考えています。
新座子育てネットワークの強み 「地域に根差した伴走支援」
⚫︎実行団体としての経験
私たちはこれまで、新座市を中心に子どもの居場所づくりを自ら行ってきた経験があります。
この経験に基づき、現場の視点に立った、より実践的なサポートを提供します。
⚫︎県内における居場所運営の現状への深い理解
長年の活動を通じて、県内の様々な居場所運営団体や関係団体・専門家とのネットワークを築き、
地域の特性や課題、成功事例に関する深い知識を有しています。
この知見を活かし、各団体に合わせたきめ細やかな支援を行います。
⚫︎団体の運営基盤を強化するためのアドバイス
⚫︎地域とのネットワークづくり
⚫︎広報活動のサポート
⚫︎新たな資金調達の支援
など、実行団体の状況や要望に合わせて、きめ細やかなサポートを行います。
©️NPO法人新座子育てネットワーク