歴史でみるキャットアイ

-HISTORY-

1940 - 1960年代

建築金物の製造販売業として「津山製作所」を創立し、2年後には自転車業界に進出しました。50年代には法人化により「株式会社津山金属製作所」に変更しました。また、アクリル樹脂が国産化されて、それまでガラス製だったリフレクターがプラスチック製に置き換わるようになり、社もこの分野に進出しました。優れた金型加工技術を活用して、先代が国内で初めて作り出したプラスチック製リフレクターは、警視庁の性能テストで1位を獲得して、その商標であった「キャットアイ」の名前は一気に広がりました。


1960 - 1980年代

リフレクターのJIS規格認定アメリカSAE規格認定も受け、認知度がますます広がりましたこれにより生産量が大幅に増加し、さらなる生産拠点を設けるため、専門工場として大阪府南河内郡河南町に河南工場を建設しました。

業界各社に先んじて自転車用のフラッシャーライトを製造しました。80年代には岡山県赤磐市に吉井工場を建設し、ハロゲンライト世界初自転車用のスピードメーターの製造を開始しました。

また、交通施設安全用品としてデルタサイン(非常停止表示板)道路交通法施工規則準適合品として国家公安委員会より型式認定を受けました。

1980 - 2000年代

新本社ビルが竣工し、会社名も「株式会社津山金属製作所」から「株式会社キャットアイ」に変更しました。この年代ではリフレクターの進化はもちろん、ライトやサイクロコンピュータも飛躍的な進化を遂げました。

2001年には日亜化学工業株式会社が発明した白色LEDの技術を用いて、世界初の白色LEDを用いた自転車用ヘッドライトを発売し、民製品としてどの業界よりも先に自転車用ライトが最初の製品化となりました。さらに白色LEDライトとしては初めてのドイツ規格認定を受けました。

サイクロコンピュータは業界初のワイヤレス式を開発し、高度計や脈拍計付きといったマルチスピードメーターも発売しました。


2010 - 現在

常に最先端の技術を用いて、世界初や業界初の製品をたくさん世に送り出したキャットアイ製品ですが、近年ではGPS機能やセンサー不要のサイクロコンピュータ(AirGPS)を発売しました。また、今までの常識を覆すデザインのサイクロコンピュータ(キャットアイクイック)も発売iFデザインアワード2019(プロダクト部門)を受賞しました。ライトではEUを中心に対向車に眩しくならないよう、特殊な配光技術を用いたライトを販売しておりましたが、ここ日本でも取り入れるようになりました。

2020年から続いた新型コロナウイルスにより、海外では厳しいロックダウンで公共交通機関乗ることができない状況が続きました。自転車業界でもこのコロナの影響大きく受けましたが、悪い意味では無く良い意味であり、改めて自転車という乗り物がSDGs自転車活用推進法の観点から注目されることとなりました。キャットアイとして企業理念にも掲げているように「安全」「健康」「環境」に新しい価値を創造し、社会貢献することを改めて忘れないよう、さらなる進化を遂げ新しい取り組みを積極的に行っていきます。