第7回 実施レポート
第7回 実施レポート
■実施概要
【実施日時】 2021年11月17日(水) 13:30~15:20
【参加校】 広島県尾道市立高西中学校、熊本県熊本市立西原中学校、鹿児島県鹿児島市立鹿児島玉龍中学校
【合計生徒数】 約480名
【参画企業6社】ゾエティス・ジャパン株式会社、株式会社東京証券取引所、一般社団法人日本船長協会、 カシオ計算機株式会社、トヨタ自動車株式会社、三井化学株式会社
ゾエティス・ジャパン(株)
(株)東京証券取引所
一般社団法人日本船長協会
カシオ計算機(株)
トヨタ自動車(株)
三井化学(株)
■授業の様子
11月17日(水)第7回キャリアチャレンジデイOn-Line Meetsが開催されました。今回は広島県、熊本県、鹿児島県の西日本地域の3校合計約480名が参加しました。以下にカシオ計算機株式会社、トヨタ自動車株式会社の2つの授業をレポートいたします。
●5限目 講師:カシオ計算機(株)教育ビジネスユニット事業戦略を担当している講師は、教育を通して社会の未来の姿を見据えた事業を企画しています。講師が担当している計算機には、ビジネス用、教育用、特殊な専門職用などたくさんの種類があることを説明され、計算機もニーズに応じて多様に開発されていることを知りました。また、ベトナムやフランス、イギリス等では関数電卓が中学校・高等学校の数学の授業で広く活用されており、日本との違いが印象に残ります。そして、このような事業戦略を推進するためには、さまざまな立場や役割の人とコミュニケーションを重ね、「みんながハッピーになる絵を描くこと」を目標に、理解を得ること、そのために伝えていくことの大切さをお話いただきました。そして、「うまくいったことも失敗したことも、すべての経験が必ず自分の武器になり、最短ルートだけが正解とは限らない」という講師の経験からくる言葉が生徒たちの心に届いた様子でした。
●6限目 講師:トヨタ自動車(株)イベントやCMなどの制作やイベント事業を行っている講師で、中学生時代はSFの映画やロボットアニメが好きだったことが、今の映像に関わる仕事にも少し関連づけられているというお話でした。生徒たちは、好きなことが発展して仕事にも関係づけられるのだということを感じられました。そして、具体的な仕事内容では、日ごろテレビなどで目にするCMが、市場調査や競合他社の商品研究、企画立案、撮影、編集など多くの段階や人が関わり、1年近くかかって製作され、公開されていることに驚かされました。また、これまで仕事の事例に触れながら、大きく困難な目標に向かって事業を進める辛さや苦労があるからこそ、目標を達成できた時の喜びが大きいことを実感を込めていお話いただきました。最後に講師から「未来は皆さん自身が作るものであり、トヨタも未来に向けて変化している。いつも新しい考え方で柔軟に対応していくマインドが大切」という生徒たちへの未来への期待の言葉で、講義を締めくくりました。
●生徒からのインタビュー
カシオ計算機(株):「会社で身に付いた力はなんですか?」「どんな人が(その仕事に)向いていますか?」「そなぜ、この仕事に選んだのですか?」など講師自身の仕事の進め方や向き合い方への質問が多くありました。
トヨタ自動車(株):企業や商品認知の高さからか、「開発された商品はどんな人の役に立っていますか?」「トヨタの製造する車のセールスポイントは?」「トヨタのCO2削減の方向性の変化について」など、企業と商品(車)に関する質問が多くあった。また、「必要な知識を得るためにどのようなことをしていますか?」「自分の役割に対する目標は?」など、仕事をする上での姿勢に関する質問もありました。
●参加講師全体からの声
自分が中学生の時を思いだしながら、質問内容を想像力も入れて理解し答えました。
中学生の調べている内容が鋭くてドキドキしました。
HPに書いてあることをそのまま質問されても答えられないこともあるので、できれば講義内容を聞いて質問をしてもらえたら嬉しい。