第4回 実施レポート
第4回 実施レポート
■実施概要
【実施日時】 2021年9月29日(水) 13:30~15:20
【参加校】 愛知県豊田市立猿投中学校、富山県富山市立杉原中学校、岩手県奥州市立水沢南中学校
【合計生徒数】 約380名
【参画企業6社】大日本住友製薬株式会社、森永製菓株式会社、株式会社東京証券取引所、一般社団法人日本船長協会
トヨタ自動車株式会社、株式会社ギア
大日本住友製薬(株)授業
森永製菓(株)
(株)東京証券取引所 授業
一般社団法人日本船長協会 授業
トヨタ自動車(株)授業
(株)ギア 授業
■授業の様子
9月29日(水)第4回キャリアチャレンジデイOn-Line Meetsが開催されました。全10回中、4回目となり中盤にさしかかってまいりました。今回も愛知県、富山県、岩手県から3校合計約380名が参加していただきました。どの学校もオンラインに慣れ、やり取りも落ち着いた様子でした。以下に今回の2つの授業をレポートいたします。(※毎回2企業をピックアップして全10回で全企業のレポートを発信していく予定です。)
●5限目 講師:株式会社東京証券取引所 株式や市場、資金の流れなど少し理解しにくい取引の仕組みを、魚の市場を例にして説明いただきました。そして講師の仕事であるCSR・広報の仕事のお話では、「セミナーや授業で小学生や中学生など「証券や株なんて関係ない」と思っている人が、「もっと知りたい!」に変わるよう、相手の興味を引き出す工夫をして伝えることが、私の意思・役割である」とお話いただきました。そして最後に講師から、「あらゆることに興味を持って調べたり、挑戦して、自分自身に(学びの)投資をしましょう」という励ましの言葉を伝えて締めくくりました。
●6限目 講師:株式会社ギア 企業の事業の説明では、主となる2つの事業についてご説明ただきました。リペアサービス事業では、大切なスマートフォンを修理し、お客様から「ありがとう」の言葉をたくさんいただける仕事であること、新規事業のスマートフォン廃棄リサイクル事業では、安全に、情報漏洩を防ぎながら処理し、再資源化まで行えるサスティナブルな仕事であること、そして、どちらも社会的に意義が大きくやりがいのある仕事であることを力強くお話いただきました。また講師自身の開発企画という職種で必要な力は、「情報整理力や解りやすく伝えること」「コツコツとやり続ける忍耐力」「開拓者精神」が大切であることをお話いただきました。最後に、「自分の進化を認め、成長する自分をほめてあげてください」という生徒へのメッセージをいただき、お話を終わりました。
●生徒からのインタビュー
(株)東京証券取引所の講師に対しては、「会社は社会にどんな影響を与えるのでしょうか?」「株価が暴落したニュースがありましたが、どんな影響だったのでしょうか?」など、事前学習で生徒たちが証券取引所や、株や証券についてよく調べ、興味をもって知識を得ようとしている様子が伺えました。また、講師の仕事に必要な能力について、「対話する力をつけるためにはどのようなことをすればよいでしょうか?」といった質問もありました。
(株)ギアの講師に対する質問では、「この会社で誇りに思っていることは?」「成長できたと思うことは?」といった、講師自身の仕事へ思いについての質問がみられました。また、「スマートフォンの素材は何でできているのですか?」や「スマートフォンの処分作業で、万が一問題が起きた時はどうしますか?」といった、スマートフォンの処理事業に関する質問もあり、身近なスマートフォンに関する事業で、生徒が興味をもっている様子が伺えました。
●参加講師からの声
「とても貴重な体験で、社員教育にもなる大変良いプログラムと感じた」「オンラインならではの1回3校同時授業で、さまざまな学校の状況が解り、質問も多くあり意義のある授業だった」「質問が多くあったので、事前にとてもよく調べてくれたことが感じられる」という声をいただきました。また「生徒には、当日、講師が話す内容に対する質問を多く出してくれることを期待したい」という声もありました。