第3回 実施レポート
第3回 実施レポート
■実施概要
【実施日時】 2021年9月17日(金) 13:30~15:20
【参加校】 大阪府能勢町立能勢中学校、広島県呉市立郷原中学校、石川県かほく市立河北台中学校
【合計生徒数】 約240名
【参画企業6社】ゾエティス・ジャパン株式会社 、株式会社ロッテ、大日本住友製薬株式会社、鹿島建設株式会社、
佐川グローバルロジスティクス株式会社、株式会社キャリアリンク
ゾエティス・ジャパン(株)授業
(株)ロッテ授業
大日本住友製薬(株)授業
鹿島建設(株)授業
佐川グローバルロジスティクス(株)授業
(株)キャリアリンク 授業
■授業の様子
9月17日(金)第3回キャリアチャレンジデイOn-Line Meetsが開催されました。今回は台風が近づくなか、参加が心配される地域もありましたが、無事に大阪府、広島県、石川県から合計約240名、すべての生徒が参加できました。以下に今回の2つの授業をレポートいたします。(※毎回2企業をピックアップして全10回で全企業のレポートを発信していく予定です。)
●5限目 講師:ゾエティス・ジャパン株式会社
動物用医薬品を開発販売する企業のMRという聞きなれないお仕事に生徒は興味津々。中学生の頃の「動物が好き」という気持ちから、動物園の飼育員になりたいという思いを経て、大学に進んで学んだことや、さらに社会に出て動物用医薬品会社のMRという仕事に就いたプロセスをお話いただきました。また、獣医師や飼い主の悩みを聞き、課題を解決したり病気の症状を改善できた時に仕事のやりがいを感じることや、企業の社会貢献活動で行っている動物の殺処分を減らす活動への思いもお聞きできました。生徒たちは、動物に関わる様々な仕事があることや、身近な動物たちに関する社会課題についても感じ取った様子でした。
●6限目 講師:佐川グローバルロジスティクス株式会社
身近な暮らしに深く関係する物流・倉庫の役割について、クイズを交えながらわかりやすく説明いただきました。前職の現場管理マネージャーの仕事(人、モノ、お金、情報の管理)や実際の倉庫での仕事内容に加え、SDGsの取組、ワクチンの配送の工夫など、事例や実体験を交えてのお話は、幅広い視点から物流の仕事について改めて知る機会となりました。また、入社一年目で15名のアルバイトをまとめるリーダーを任され、チームをまとめる苦労をしたからこその成長と、チームで成し遂げた仕事にやりがいを感じた、というお話は、生徒にとっても身近で、共感できる内容でした。
●生徒からのインタビュー
ゾエティス・ジャパン(株)の講師へのインタビューでは、動物の殺処分に関しての質問が複数あり、生徒たちが「自分たちも社会に対して何かできることはないか」と関心を高めている様子が見られました。また、「ペットなどがお薬を飲みたがらない時はどうしますか?」など、身近なペットから、動物の医療現場や講師の仕事をイメージしているようでした。
佐川グローバルロジスティクス(株)の講師へのインタビューでは、「仕事が日常生活に影響することはありますか?」「現場管理マネージャーの仕事について教えてほしい」など、仕事に対する具体的な質問がありました。また、「災害時には、物流はどんな役割を果たすのですか?」という質問もあり、身近に起こりうる災害を想定し、災害時の物流の大切さを理解している様子でした。
●参加講師からの声
講師の皆さんからは「真面目にたくさんの質問をいただいて、率直に嬉しかった」、「オンラインで緊張しましたが、とても熱心に調べていてくれて、最後に一言の感想をくれたのも、嬉しかった」と、生徒たちが熱心に事前学習に取り組み、オンライン授業に臨んでくれたことへの喜びの声を多くいただきました。