第2回 実施レポート
第2回 実施レポート
■実施概要
【実施日時】 2021年7月16日(金) 13:30~15:20
【参加校】 東京都西東京市田無第四中学校、愛知県名古屋市立長良中学校、宮城県大崎市立古川北中学校
【合計生徒数】 約500名
【参画企業6社】阪急阪神ホールディングス株式会社、阪急電鉄株式会社、野村ホールディングス株式会社
大日本住友製薬株式会社森永製菓株式会社、一般社団法人日本船長協会
阪急阪神ホールディングス(株)授業
阪急電鉄(株)授業
大日本住友製薬(株)授業
森永製菓(株)授業
野村ホールディングス(株)授業
一般社団法人船長協会 授業
■授業の様子
2021年度第2回キャリアチャレンジデイOn-Line Meetsが開催されました。今回は東京都、愛知県、宮城県から500名を超える生徒が参加しました。以下に今回の2つの授業をレポートいたします。(※毎回2企業をピックアップして全10回で全企業のレポートを発信していく計画です。)
●5限目 講師:大日本住友製薬株式会社
薬の開発には長い年月がかかり、0.00003%という低い成功率で忍耐が必要だが、今、取り組んでいるiPS細胞による再生医療の研究で皆さんの役に立ちたいという思いや、自分の研究により世界初の発見者になることもできるという仕事の魅力も語っていただきました。
また、高校生の時、家族の病気を治したいという思いで薬の研究分野への志を持ったことなど、ご自身のキャリア選択のきっかけなったエピソードも紹介してくださいました。
●6限目 講師:一般社団法人船長協会
日本の輸送手段の99.6%は海運に頼っていること、国と国とのインターネットをつなぐ海底の光ファイバーケーブルの敷設にはケーブル敷設船の活躍があり、海運がくらしを支えていることをご説明いただきました。そして、船長の仕事には、多国籍の船員のダイバーシティ(多様性)を受け入れる異文化理解力、マネジメント力や、船員の役割や能力を尊重し発揮できるようサポートする力も大切であることをお話いただきました。海運業や船長の仕事、船内の過ごし方などのお話から仕事への愛情と誇りを感じられる内容でした。
●生徒たちからのインタビュー
創薬研究に関しては、「薬の開発に長期間かかることで、心が折れることはないですか?」「研究結果がうまくいかない時、どのように原因を見つけるのですか?」など、薬の開発の大変さに対して、その壁を乗り越える方法を知りたいという様子が見られました。
船長の仕事については「トラブルが起きた時どんなことを行うのですか?」「前方が霧で見えない時はどうするのですか?」「操縦で不安なことはありませんか?」など、船長の仕事が常に危険やトラブルを伴うことへの関心が集まりました。また、「船長をしていて良かったと思うことは?」という質問に対し、「船長として部下が怪我無く仕事を終え下船して行く姿を見送る時、自分がその船での仕事を終えタラップを降りる時」 という船長の言葉は、とても印象的に受け止められていました。
●参加講師からの声
講師の皆さんからは「私自身に関心をもってくれたと感じる質問がでてきたのが嬉しかった」、「多くの質問が出て、時間的に答え切れない場合もあった」と、「生徒たちの意欲の高さに手ごたえを感じた」、というご意見を多くいただきました。