SDGsの取り組み
ナビタイムジャパンでは創業より「誰もが安心して移動できる世の中を実現する」というミッションに基づき、さまざまな事業展開を行っています。ナビタイムジャパンのコア技術である経路探索エンジンは、移動に関わるさまざまな課題解決、社会インフラへの支援、地域創生や観光など幅広いフィールドで活用されています。
SDGsの理念である「No one will be left behind :誰ひとり取り残さない」に対して、今後もナビタイムジャパンは経路探索を軸に技術研鑽を行い、技術を通じて、すべての人々が安心安全に移動できる世の中の実現と、社会貢献に努めてまいります。
主な取り組み事例
移動に関わるさまざまな課題解決
ナビタイムジャパンでは、移動に関わるさまざまな課題解決を、独自技術によりサポートしています。また、ウォーキングをサポートするサービス等によって、健康に関する課題にも移動の観点から取り組んでいます。
混雑・渋滞緩和
独自の混雑予測技術により、公共交通機関やスポットの混雑度の可視化や、混雑回避ルートの提案を行っています。渋滞を回避するとポイントが貯まる仕組み(ナビタイムマイレージ)を提供することで、道路交通渋滞の緩和にも貢献しています。
安全運転支援
AIによるリアルタイム画像解析で危険や違反を知らせるドライブレコーダーアプリを提供しています。また、「動態管理システム」と「移動状況推定システム」を組み合わせ、交通違反推定箇所を自動で分析し、一時不停止や速度超過などを振り返るサービスを開発しています。安全運転を意識させ、交通事故・違反削減の実現に取り組んでいます。
ユニバーサルなナビゲーション
移動状況に応じた検索条件でルートを提案します。例えば、赤ちゃんや子ども連れの移動には、エレベーターを優先したり、歩行速度を遅くするといった案内をするなど最適な移動支援を行います。
健康促進
日々の歩きを楽しくサポートすることでユーザーの健康づくりを支援しています。全国のウォーキングコースや目標歩数を達成すると抽選に参加できるコンテンツにより楽しみながら取り組むことができます。個人の健康促進と、法人の健康経営に貢献しています。
社会インフラを支える技術
独自収集した移動に関わるあらゆる情報基盤をデータ化し、ナビゲーションサービスとしてユーザーが利用できるように整備しています。また、データ運用技術を活かしたサービスを事業者向けにも展開しています。さまざまな業界の業務効率化および、発展に寄与しています。
データ整備
ナビゲーションサービスにおいて正確な案内を行うために移動に関するさまざまなデータを整備する必要があります。例えば、バスの時刻表の場合はバス事業者の一社一社へ交渉して全国の情報を網羅しました。また、大型車や自転車など、特化した情報を独自に収集してデータ整備を行うことで、最適なナビゲーションを実現しています。
物流支援
大型車の規制情報を独自に収集してデータ整備を行い、車高車幅を考慮した専用のナビゲーションを提供しています。新人ドライバーが即戦力となり、人材が参入しやすい環境づくりに貢献しています。災害時には、通行止め情報を提供するなど、救援物資を届ける物流支援も行っています。また、カーナビゲーションと動態管理をあわせることにより事業者全体の業務効率化に貢献するサービスも提供しています。
鉄道/バス事業者への支援
デジタル技術を活用することで、時刻表のデータを一元管理してWebサイトやデジタルサイネージなどあらゆる媒体に一括で表示することができます。ユーザーに正確な情報を提供できることに加え、事業者の業務負担の軽減に貢献しています。
移動情報の分析
ナビタイムジャパンの提供しているサービスから取得したビッグデータと経路探索技術を組み合わせることで、道路交通・公共交通・観光・インバウンド・MaaS・物流・マーケティングなど、さまざまな分野における社会課題の解決に取り組んでいます。
移動×マーケティング
人の行動を軸にしたソリューションで、店舗データに特化した管理クラウドサービスやメディア価値を最大化するサービスを提供しています。店舗データ管理では、店舗検索サイトが自動構築され、外部メディアへの表示までが可能です。さらに、ユーザーの移動情報を組み合わせることで店舗を検索する人の属性を分析することもでき、データ活用の幅が広がっています。
地域創生、観光支援
観光資源の発掘や受入環境の整備、豊かな交通社会の実現、地域の将来の担い手である子どもの教育支援により、都市・地方の持続的発展を支援します。
自治体・官公庁・DMO向けサービス
アプリ、Webサービスの企画・開発から、利用データ分析、コンサルティングまでをワンストップで行い、地域の観光マーケティングを一貫して支援しています。
「トータルナビ®」の経路探索エンジンを軸とした、MaaSの取り組み
MaaS分野において、ナビタイムジャパンが創業より開発・改良を続けている、複数の移動手段を考慮して最適なルートを探索する「トータルナビ®」の技術を軸に、交通・観光ビッグデータを活用し、社会解決の課題に取り組まれる事業者や自治体への支援や連携を行っています。これらの技術を活用し、より快適な移動体験の実現に貢献します。
小学校との取り組み
地域の将来を担う子どもを対象に、観光ガイド制作を通じた地域学習プログラムを小学校の総合授業で提供しています。また、論理的思考力の育成支援を目的とした、経路探索アルゴリズム・プログラミングの基礎を学べる出前授業を、小学生向けに実施しています。
環境にやさしい移動
日々の移動や日常生活でSDGsに貢献できるサービスを提供しています。
移動×エコ
移動手段やCO2排出量の削減率を可視化することで、SDGsへの貢献度を確認できるアプリを提供しています。環境負荷の少ない移動方法を選択したり、環境保全に関連するスポットへ行く、記事を閲覧することでポイントが貯まります。環境問題に取り組む事業者や団体と連携し、ポイントの寄付やギフトへの交換ができます。アプリを利用するほどに、CO2の削減、持続可能な社会の実現に貢献できます。
その他の取り組み事例
3:すべての人に健康と福祉を
ユーザーの健康や健康経営をサポートするサービスや、ユニバーサルな移動を支援するアプリの開発を行っています。
■見守り、家族が安心できる移動支援
4:質の高い教育をみんなに
小学生向けの地域学習プログラムや、プログラミング授業を実施しています。また、学生向けのAPIを提供するなどして研究開発の支援を行っています。
9:産業と技術革新の基盤をつくろう
移動に関わる社会課題への解決、移動に関わるあらゆる情報のデータ化を行い、より最適なナビゲーションの開発に取り組んでいます。
11:住み続けられるまちづくりを
地域との連携により、観光資源の発掘および発信、豊かな交通社会の実現のサポートを行っています。
13:気候変動に具体的な対策を
渋滞回避による交通流の円滑化、気候変動やその影響を軽減するためのルート、移動手段の提案を行っています。
17:パートナーシップで目標を達成しよう
事業者、官民連携等により、快適な移動支援の実現に取り組んでいます。