http://salesforcememo.com/2017/03/25/how-to-prepare-for-and-pass-integration-architecture-designer/

を翻訳しました。文責：佐野初夫(hsano＠benkyoenkai.org)

Integration Architecture Designer 合格のための準備

Integration Architectures

Source: http://it.toolbox.com/blogs/minimalit/minimal-integration-7-pointtopoint-hub-or-bus-6527

ポイント トゥ ポイント

• システムからシステムへ直接データが流れる
• 実装が簡単
• スケーリングが非常に難しい

ハブアンドスポーク

• データは中心点を通過します
• 単一障害点
• 開発を行う必要がある別の場所と、別のランタイムコンポーネントが必要です

エンタープライズサービスバス（ESB）

• 分散サービスアーキテクチャ
• すべてのシステムは同じ標準に従います
• 新しいシステムは、規格に適合している限り、バスに接続できます。
• 非常にスケーラブル

ミドルウェア

Source: http://blog.briteskies.com/blog/what-is-middleware-and-why-should-you-care

ミドルウェアは、異種のコンピュータシステムを接続し、それらが会話できるようにするソフトウェアです。ミドルウェアが提供する機能：

• ETL（抽出、変換、ロード）
• データクレンジング
• プロセス管理

ミドルウェアの主要な概念：英語PDF

※日本語資料はこちら。日本語PDF

ETL（抽出、変換、ロード）

抽出、変換、ロード（ETL）とは、次のプロセスを指します。

• ソースシステムからデータを抽出します。これには通常、いくつかのソースシステムからのデータ、およびリレーショナル構造と非リレーショナル構造の両方が含まれます。
• 運用ニーズに合わせてデータを変換します。これには、データ品質レベルが含まれる場合があります。変換ステージは通常、ソースから抽出されたデータに一連のルールまたは関数を適用して、最終ターゲットにロードするデータを導出します。
• ターゲットシステムにデータをロードします。ターゲットシステムは、データベース、運用データストア、データマート、データウェアハウス、またはその他の運用システムとは大きく異なります。

トランザクション性（暗号化、署名、信頼できる配信、トランザクション管理）

トランザクション性は、必要な各リソースに対して必要なすべての操作を含むグローバルトランザクションをサポートする機能として定義できます。トランザクション性は、4つのACID（原子性、一貫性、分離、耐久性）のすべてのプロパティのサポートを意味します。原子性は、作業単位（トランザクション）のオールオアナッシングの結果を保証します。

Salesforceはそれ自体がトランザクションですが、Salesforceの外部で開始された分散トランザクションやトランザクションには参加できません。したがって、複雑なマルチシステムトランザクションを必要とするソリューションでは、トランザクション性（および関連するロールバック/補償メカニズム）がミドルウェアレイヤーに実装されていると想定されます。

キューイングとバッファリング

キューイングとバッファリングは、要求と応答のアーキテクチャではなく、一般に非同期メッセージパッシングに依存しています。非同期システムでは、宛先プログラムがビジーであるか、接続が危険にさらされている場合、メッセージキューは一時的なストレージを提供します。さらに、ほとんどの非同期ミドルウェアシステムは、メッセージキューをバックアップするための永続的なストレージを提供します。

非同期メッセージプロセスの主な利点は、受信側アプリケーションが何らかの理由で失敗した場合でも、送信側が影響を受けずに続行できることです。送信されたメッセージは、受信側が再起動した後の処理のためにメッセージキューに蓄積されるだけです。

Salesforceは、ワークフローベースのアウトバウンドメッセージの形式で、明示的なキュー機能のみを提供します。他の統合シナリオ（オーケストレーション、プロセスの振り付け、サービスの品質など）に真のメッセージキューを提供するには、ミドルウェアソリューションが必要です。

統合パターン

Salesforceは、主要な統合パターンとそれらの実際の使用例を含む非常に有益なPDFを作成しました。

ソース：開発ドキュメント

Salesforce組織内のツール

Force.comプラットフォームと統合するには非常に多くの方法があるため、適切な統合の選択を行うことが、配備を成功させるための鍵になることがよくあります。 次のセクションでは、利用可能な各オプションについてもう少し詳しく説明します。

アウトバウンドメッセージ

• 宣言的なメカニズム
• WSDL、SOAPおよびXMLを使用
• ワークフロールールまたは承認プロセスから起動された非同期通知を送信します
• 既存の送信メッセージを表示するには、[設定]から、[クイック検索]ボックスに「アウトバウンドメッセージ」と入力し、Salesforceユーザインターフェースで[アウトバウンドメッセージ]を選択します。
• エンドポイントが利用できない場合、メッセージは正常に送信されるまで、またはメッセージが24時間経過するまでキューに残ります。 24時間後、メッセージはキューから削除されます
• メッセージは、キュー内の順序に関係なく再試行されます。これにより、メッセージが順不同で配信される可能性があります
• メッセージは複数回配信される可能性があるため、リスナークライアントは、処理の前に通知で配信された通知IDを確認する必要があります。

APEX REST API

Apexクラスとメソッドを公開して外部アプリケーションがRESTアーキテクチャを介してコードにアクセスできるようにする場合は、Apex REST APIを使用します。 Apex REST APIは、承認のためにOAuth 2.0とセッションIDの両方をサポートしています。

APEX SOAP API

ApexメソッドをSOAP WebサービスAPIとして公開して外部アプリケーションがSOAP経由でコードにアクセスできるようにする場合は、Apex SOAP APIを使用します。 Apex SOAP APIは、承認のためにOAuth 2.0とセッションIDの両方をサポートしています。

APEXメールサービス

メールサービスを使用して、受信メールのコンテンツ、ヘッダー、添付ファイルを処理できます。たとえば、メッセージの連絡先情報に基づいて連絡先レコードを自動的に作成するメールサービスを作成できます。この機能を利用するには、Messaging.InboundEmailHandlerインターフェースを実装するグローバルクラスを作成する必要があります。

global class CreateTaskEmailExample implements Messaging.InboundEmailHandler

模擬問題：

Universal Containersは、お客様がサポートリクエストをメールで送信できるように、メール-to-ケースを実装しました。 ケースは正しく作成されているが、メールの添付ファイルがケースに直接添付されていないことがわかりました。 代わりに、それらはオープンアクティビティ関連リストの下の電子メールに添付されていました。

添付ファイルがケースに直接添付されるようにするには、どの2つのオプションを検討する必要がありますか？

2つの答えを選択してください。

1. メール-to-ケース設定オプションの[ケース]で[添付ファイルを保存]オプションを選択します。
2. ケースにトリガーを書き込んで、添付ファイルをメールアクティビティからケースにコピー/移動します。
3. メールハンドラサービスを使用して、添付ファイルを抽出し、ケースの下に作成します。
4. Casesで添付ファイルを自動的に作成するようにWeb-to-ケースを設定します。

Salesforce to Salesforce

マッシュアップ ＆ キャンバス

Salesforce UIでデータを単純に表示するには、CanvasまたはCustom Web Tabの実行を確認できます。 認証が必要な場合はCanvasを使用し、認証されていない外部Webサイトを表示する必要がある場合はCustom Web Tabを使用します。

さまざまなAPIの仕組み

セールスフォースでどうやって連携するの？

https://www.slideshare.net/RoyGilad/integration-the-cloud-implementation

様々なソリューションがあります。連携を構築する前に、まず次のj質問に答えましょう。

１．連携したいのはどれ？＝＞ユーザインターフェース／ロジック／データ

２．どれくらいの量？＝＞10代、1,000代、10,000代、1,000,000代

３．どの程度の頻度？＝＞リアルタイム／時間／日／週

４．同期が必要？＝＞同期／非同期

SOAP API

• SOAP APIを使用して、レコードを作成、取得、更新、または削除できます。
• 中程度のデータ量を処理
• WSDL、SOAPおよびXMLを使用

Salesforceには2つのWSDLファイルが用意されていますが、違いは何ですか？

エンタープライズWSDL：

• エンタープライズWSDLは強く型付けされています
• エンタープライズWSDLは、Salesforceの特定の構成（つまり、特定の組織のSalesforce構成）に関連付けられています（バインドされています）。
• 組織のSalesforce構成に変更（カスタムフィールドやカスタムオブジェクトなど）が加えられると、エンタープライズWSDLが変更されます

上記の理由により、Enterprise WSDLは主にお客様を対象としています。

パートナーWSDL：

• パートナーWSDLは緩やかに型付けされています
• パートナーWSDLを使用して、Salesforceの任意の構成（つまり、任意の組織のSalesforce構成）を反映/問い合わせできます。
• パートナーWSDLは静的であるため、組織のSalesforce構成に変更が加えられても変更されません

上記の理由により、Partner WSDLは主にパートナーを対象としています。

REST API

• REST APIは、Salesforceと対話するための強力で便利なシンプルなRESTベースのWebサービスインターフェースを提供します
• モバイルアプリケーションおよびWebプロジェクトで使用するための優れたテクノロジの選択
• REST、HTTP、JSONを使用

Chatter REST API

• Chatterフィード、ユーザー、グループ、フォロワー
• プログラムによるファイル、推奨事項、トピック、通知へのアクセスを提供します
• Chatter REST APIは、FacebookやTwitterなどのフィードで他社が提供するAPIに似ていますが、Chatter以外のSalesforce機能も公開しています。
• RESTベース

バルクAPI

Bulk API 開発者ガイド

Bulk APIはRESTful APIであり、大量のデータセットのロードまたは削除に最適です。これを使用して、Salesforceがバックグラウンドで処理するバッチを送信することにより、多数のレコードを非同期でクエリ、挿入、更新、アップサート、または削除できます。

Workbenchは、Bulk REST APIへのインターフェースを提供します。

データの処理は通常、次のステップで構成されます。

1. オブジェクトとアクションを指定する新しいジョブを作成します
2. 複数のバッチでサーバーにデータを送信する
3. すべてのデータが送信されたら、ジョブを閉じます。いったん閉じると、ジョブの一部としてこれ以上バッチを送信できません
4. すべてのバッチのステータスを適切な間隔で確認します。各ステータスチェックは、各バッチの状態を返します
5. すべてのバッチが完了または失敗した場合、各バッチの結果を取得します
6. 結果セットを元のデータセットと照合して、失敗したレコードと成功したレコードを判別し、適切なアクションを実行します。

メタデータAPI

• 組織のデータモデル、ビジネスロジック、ユーザーインターフェイスへのアクセスを許可
• 構成メタデータを移行するためのメカニズムを提供します
• SOAP、WSDL、およびXML

ストリーミングAPI

https://www.slideshare.net/RakeshGupta46/navi-mumbai-dug-meetup-on-integration

• レコードが作成または更新されたときにほぼリアルタイムの通知が必要です
• Pub-Subモデル

セキュリティ

リモートシステムへの呼び出しでは、要求の機密性、整合性、および可用性を維持する必要があります。次のセキュリティに関する考慮事項は、このパターンでのApex SOAPおよびHTTP呼び出しの使用に固有です。

• デフォルトでは一方向SSLが有効になっていますが、クライアントとサーバーの両方の認証を維持するために、自己署名証明書とCA署名証明書の両方で双方向SSLがサポートされています
• Salesforceは現在WS-Securityをサポートしていません
• 必要に応じて、Apex Cryptoクラスのメソッドを使用して一方向ハッシュまたはデジタル署名を使用し、リクエストの整合性を確保することを検討してください
• リモートシステムは、適切なファイアウォールメカニズムを実装して保護する必要があります。

模擬試験：

Integration Architectがリモートシステムへの安全で認証された接続を確立して、リモートシステムがSalesforceを信頼するようにするために推奨するメカニズムはどれですか。答えを1つ選択してください

1. クエリパラメータで事前共有キーを使用する
2. 双方向（または相互）SSL証明書を実装する
3. ホストでCA署名付き証明書を利用する
4. 共有キーでペイロードを暗号化する

模擬試験：

ブラウザーのセームオリジンポリシーに違反する可能性のあるマルチドメインに、クライアント側のコールアウトを行うVisualforceページを作成するときに、統合アーキテクトが考慮すべき2つのことは何ですか？2つの答えを選択してください

1. Canvas SDKを使用してコールアウトを実行する
2. CORSを設定して、クライアントスクリプトが通信するすべてのドメインをホワイトリストに登録する
3. 各JavaScriptリソースがその発信元とのみ通信するようにします
4. クライアントスクリプトが通信するすべてのドメインのリモートサイト設定をセットアップする

模擬試験：

Universal Containersは、SalesforceがETLツールからの安全な接続のみを受け入れるようにしたいと考えています。カスタムApex Webサービスへの呼び出しはどのように保護する必要がありますか？答えを1つ選択してください

1. 双方向SSL
2. VPN
3. IPホワイトリスト
4. プロファイルのセキュリティ

名前付き資格情報

Salesforceは、名前付き資格情報をコールアウトエンドポイントとして指定するコールアウトのすべての認証を、たとえ必要がなくても管理します。

名前付き資格情報で定義されているサイトについて、外部サイトへの呼び出しに必要なリモートサイト設定をスキップすることもできます。

https://blog.enree.co/2016/03/salesforce-apex-lets-play-with-named.html

ＴＬＳ

https://www.slideshare.net/developerforce/secure-salesforce-external-app-integrations

• クライアント証明書は、Salesforceデータベースにアップロードおよび保存され、検証に使用されます。
• Apexコールアウトなどを行うときに、Salesforceクライアント証明書をダウンロードしてWebサーバーで認証することもできます。
• Salesforceには、標準のTLSポートへのフォールバックを防止するメカニズムが用意されています。

以上