混沌都雅


Canon EOS R6・Adobe Photoshop

h297 × w210mm

東京には数えきれないほど様々な顔や空気が混在している。

高層ビルの存在感。そこかしこに建ち並ぶ建物の圧迫感。無数の人。人の数だけ生まれる人それぞれの声、匂い、足音、呼吸。生い茂る木々から感じる安心感。こういった大きく目に入るところから、あまり人が気にかけないようなところまで、どんなところにも必ずそこには何かを感じ取る余地があり、大抵の人はそのことに気づかずに日々を過ごしているように感じる。スマホに囚われ、目の前にある情景を見逃し続けるのはとても勿体無い。画面の明かりを消し、少し上や左右に目線を向ければ、きっと今より少し東京が面白く見えると思う。

私の写真と言葉で、私の目に写る東京の混沌を共有したい。