視覚デザインコース3年では、卒業制作を展示することに加え、「普段、制作している作品をもっと見てもらいたい」、「自分のパーソナリティーをもっと知ってもらいたい」をコンセプトに、［＋P］と題して、手軽に手を取ってもらえるA5判の作品ファイル（紺色のクリアファイル）と、自分自身を自由な形で表現するポートフォリオ（A5判相当、作品形態は各自自由）を2冊用意して、ご来場者の方々に見ていただくことにしました。
私たちは普段、たとえば美術館で気になった一つの作品に出逢ったら、もっと多くの作品を見たくなり、もっとその作家のことを知りたくなると思います。観覧者にとって「この作家の他の作品も見てみたい」という欲求と、「どのような経緯でどんなものに影響され作成してきたのだろう」という探究心が湧いてくるのは当然のことかもしれません。そんな思いを込めて、この作品が私たちの「もっと知りたい」の手助けになれば幸いです。
※PにはPersonal、Packege、Portfolio、Project、などの意味が込められています。
私を作りました
農家の私が作りましたのパロディで私を作ってきたものや人を紹介しています。
気分やさん
小さい頃に大好きだった知育菓子をオマージュし、「気分やさん」という作品を制作しました。気分屋な自分をテーマに、最近ハマっているものを細かく紹介しています。パッケージや内容物には、賑やかな雰囲気や本物に近い素材感を再現することを意識しました。また、パッケージ裏面には知育菓子の作り方を模した形で、私の生い立ちを描いています。同世代の方々には、懐かしさを感じながら楽しんでいただけるとうれしいです。
単発バイト日記
自分が実際に行ったバイト先での体験をショート動画にまとめました。
長田ノ物語
長田ノ物語。作品名になっている通り、この書物には自分が今まで経験した事が、大まかに物語として書いてあります。媒体を蛇腹折りのものにした理由は、自分の祖父母の家が寺で小さい頃、経本を目にする機会が多々ありこれを参考にしたら面白いかもと思いこの形で仕上げました。また、文字も漢字とカタカナだけを使い古文をイメージしています。中に書かれている内容は自分の人生の大きな節目を迎えた時に更新されます。
私を知るための曲集
自分の性格や特徴的な部分を図形楽譜という形式を用いて表現した。楽譜を制作し、それを見て感じたことを音楽に起こしてもらい自分のことを音と楽譜で見れるようにした。あえて作曲者に楽譜のコンセプトは伝えず音と楽譜にギャップを生んだ。
きくぞーの記録
私の絵を描くきっかけとなった「マンガ」と、人生においての「印象強いエピソード」を掛け合わせて自分らしさを表現。
My Treasures Box
辛い時も、寂しい時も、笑いたい時も心の支えになる「これ」が無いと生きていけない6つの物。ぬいぐるみ・ゲーム・麻雀・コーラ・YouTube・ケーキ。これらを大きな箱に詰めてパッケージデザインしました。世界に一つしかない私だけの宝物。
My Best Playlist
2枚組のカセットテープで構成した作品です。一枚目には、20年間の生活に寄り添ってきた曲を厳選し、A面とB面合わせて60分に収録しました。二枚目には、自分の人生と音楽との関係を綴った文章をテープ本体に直接記しました。音楽と言葉を通じて、自分自身を表現した作品です。
みゅーくんバトル
みゅーくんが待望のカードゲーム化！色んな場面、色んな役職のみゅーくんがエピソードと共にカードになったよ！敵を倒すのが得意な『アタッカーみゅー』や、仲間のサポートが得意な『バッファーみゅー』、回復が得意な『ヒーラーみゅー』がいるよ！中には特別なスキルを持ったみゅーくんもいるかも...？色んなみゅーくんを駆使して相手に打ち勝とう！
こんな私DO？通信
私がずっと好きなモノを3つに分けて紹介してます。表紙を開いたら中身が更に広がるようなデザインになっています。ニュースペーパーに近ずけるため印刷用紙もこだわりました。
私を育てたもの
これまでの21年間で人や物、感情など、たくさんのモノと出会い、触れてきました。 今回はその中でも出会って自分が「成長」したなと、出会ってよかったなと思ったものを立体で表現してみました。 この作品を通して、私という人物が今までどんなものと関わってきたのか、どんな性格なのか、少しでも伝わったら嬉しいです。
ALL
一人で生きていくには、私はあまりにも欠如しすぎています。たくさんの人の助けがあって私は構成され、これからも出会う人によって私は変容していきます。それらを伝えるために制作しました。に自分の情報を書き込みました。
a piece of cake
「A piece of cake」は「楽勝」や「簡単な仕事」という意味のスラングです。この本を読めば、私が好きなものや大切にしていることを、簡単に知ることができるような作品を目指して制作しました。
私のお気に入り
思い入れがある生地で作ったぬいぐるみの中に、私の好きなものを詰めました。一つひとつに想いを込めて制作しました。
いつかの名刺
0歳から20歳までの経験や思い出を名刺に込めました。各名刺には当時の思い出をイラストや写真で表現し、裏面の名前にはその年頃の筆跡を使用しています。一枚一枚が「いつか」の自分を象徴し、時間の流れや記憶の積み重ねを表現した作品です。
Sakndr
マッチングアプリ風の自己紹介カードです。数多のマッチングアプリを女性として登録し、研究したマッチングアプリあるあるを盛り込んでたりします。
きわきの人生ゲーム
自分の人生ゲームを作りました。産まれてから阿佐ヶ谷美術専門学校の事までを一マス一マスに入れました。遊びながら木脇の事を知ってもらえればと思います。
近藤ガチャ
近藤がガチャガチャになって登場だ！！
おれきゅん
好きを『きゅん』として、自分の中の好きやお気に入りのものなどをまとめて紹介する雑誌。ポートフォリオには載らないけど、自分の中で大切なもの・大好きなものを他人にも知って欲しいという願いから雑誌にした。自分の考えや生活にかけがえのないものを載せることで『武田』という人物がどんな人なのか知れる一冊です。
Mana's Profile
私が小学生の頃に流行したプロフィール帳を作成しました。本来の特徴は相手のことを知るためのものですが、このプロフィール帳は私自身が周りからどんな風にみえているのかを知るためのものになっています。家族ならではの私や友達から見た私など様々な方向からの色んな私が見えてくる作品になっています。
正木の説明書
昔からゲームが好きで、特にDSには思い入れがあるため、DSの説明書風に仕上げた冊子を制作しました。内容は、私が好きだったDSソフトの思い出を年代ごとに振り返り、イラストと共にまとめたものです。それぞれのソフトに対するエピソードを描きながら、自分のゲーム好きな一面を表現しました。この作品は、ゲームを通じて感じた楽しさや思い出を形にしたものです。
なつかしいゲームき
幼い頃からゲームが好きだったので、そのゲームをテーマに、私が初めて遊んだゲームソフトであるニンテンドーの「どうぶつの森e+」を元に制作しました。 どうぶつの森の世界観をイラストで表現し、私の1歳から20歳までの思い出を描きました。箱は、実際にゲームをやるのに使用したゲーム機をモチーフにしました。
意識培養の記録
ここには何もないと気づいた時、私は意識を培養することにした。 拙い言葉を持ってきて、どうにかたくさんの意識を縫い付けて、圧縮してここに残す。
これも私
履歴書などでは分からないような私のコアな部分を集めて一つひとつピースにしました。外見と内面をパズルの表裏で表現しました。アクリルを使うことで風通しの良い、ポジティブなイメージにしました。
わたしの日めくり
私の+Pには、私の好きな物を詰め込みました。 1枚に詰まった要素は、写真、言葉、作字。 普段から写真を撮ることが好きで 撮り溜めた写真からお気に入りの写真を選出し、好きな言葉と組み合わせました。 ひとつひとつの意味を考えながら作成した文字も合わせてレイアウトしました。
こんな人生でも
私の今までの人生を絵本にして振り返ってみた。その過程でエピソード一つ一つが今の私へと形成されているのだと実感した。私は今まで、後悔なく生きてこれているなと感じる。それは周りのお陰でもあり、自分自身の強さでもある。「こんな人生」は他の人から見たら、どう思うのか、何を感じるのかそんなことを想像しながら制作した。